アルジェリア出身のナジム・ビズル、21年秋の新作です。91年に亡くなってしまった寡作のシャアビ歌手、カビール系のカメル・メサウディに影響を受け、ハイティーンの頃からギターを抱え歌うことを始めたそうです。
が、ちょうどその頃、アルジェリアでは内戦が始まってしまったため(ブラック・ディケイド)、世情の不安と混乱を避け、ナジム・ビズルとその母、兄弟達とともにカナダはモントリオールへ亡命、その地で自らのユニット “ラベス”を03年に結成し、本格的に音楽活動を開始したとのこと。ちなみに、“ラベス” という言葉は、アラビア語で “大丈夫” とか “なんくるないさー”とか、そーゆー意味だそう。
そして、07年にはファースト・アルバム、 12年にはセカンド・アルバムをリリース、16年にはサード・アルバムも出ているようですが当店未入荷。が、そのサード・アルバムをリリースした後、ナジム・ビズルはフランス(おそらくマルセイユ)へと拠点を移し、仏人含む新メンバーで活動を再開し、チュニジアやモロッコ、カナダ、南米コロンビアやキューバ、ブラジル、英国、ベルギー等へのツアー、もしくは放浪を経て、本作『YEMMA(母の意)』4作目のリリースに辿り着いています。
以前のアルバムでも感じさせたラテン〜ルンバ、フラメンコの風味を、いっそう明確にし、キューバンやクンビア、サンバ、レゲエといった要素を取り入れつつ、けれど基本的は、ナジム・ビズル作詞作曲弾き語りによるアルジェリアのシャアビ・スタイルを軸に、ディアスポラなりの心情と意気を、呟くようにも、放り投げるようにも、癖のある節まわしで歌い綴った、そんなアルバムかと思います。
が、ちょうどその頃、アルジェリアでは内戦が始まってしまったため(ブラック・ディケイド)、世情の不安と混乱を避け、ナジム・ビズルとその母、兄弟達とともにカナダはモントリオールへ亡命、その地で自らのユニット “ラベス”を03年に結成し、本格的に音楽活動を開始したとのこと。ちなみに、“ラベス” という言葉は、アラビア語で “大丈夫” とか “なんくるないさー”とか、そーゆー意味だそう。
そして、07年にはファースト・アルバム、 12年にはセカンド・アルバムをリリース、16年にはサード・アルバムも出ているようですが当店未入荷。が、そのサード・アルバムをリリースした後、ナジム・ビズルはフランス(おそらくマルセイユ)へと拠点を移し、仏人含む新メンバーで活動を再開し、チュニジアやモロッコ、カナダ、南米コロンビアやキューバ、ブラジル、英国、ベルギー等へのツアー、もしくは放浪を経て、本作『YEMMA(母の意)』4作目のリリースに辿り着いています。
以前のアルバムでも感じさせたラテン〜ルンバ、フラメンコの風味を、いっそう明確にし、キューバンやクンビア、サンバ、レゲエといった要素を取り入れつつ、けれど基本的は、ナジム・ビズル作詞作曲弾き語りによるアルジェリアのシャアビ・スタイルを軸に、ディアスポラなりの心情と意気を、呟くようにも、放り投げるようにも、癖のある節まわしで歌い綴った、そんなアルバムかと思います。
1 El Meknine Ezzine…
2 ..Had El Khatem…
3 …Meriouma
4 Lampedusa
5 La Vida Es un Carnaval
6 Yemma
7 Notre colombe
8 Yedha Kherdjet
9 Ana Wenti Ya Guitara
10 Manon
11 Dance me
12 Se Quema el Monte
13 Clovis
14 Zid Ketter Fi Salatou