サンティアーゴ・デ・クーバ生まれのフェルナンド・アルバレスは、ベニー・モレーのバッキング・ヴォーカリストとしてやコンフント・カシーノで活躍した後、フィーリン系ソリストとして50~60年代に、活躍した人気歌手です。人気者らしく多くの録音を残しましたが、2002年に没しました。少し粘っこくも男の哀愁を感じさせる歌い口は、フィーリン系のモダーンな歌を歌わせると、彼にしか出せない独特な味わいが引き立ちます。
本アルバムは、1960年代はじめに、M.R.C.というレーベルに残したアルバム(RGG-1212)のストレート・リイシューCD-Rです。ビッグ・バンドをバックに、イソリーナ・カリージョ、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス、パブロ・レジェス、アルフレード・ヒル、パブロ・ミラネースなどの楽曲12曲を歌い継いでいます。アルバム・タイトル曲は、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのイブライム・フェレールが歌っていますが、なるほどイブライムは、フェルナンド・アルバレスの歌い方を参考にしてたのではないかと思われます。ただ、フェルナンドは甘い歌い口ですが、甘ったるさはないので、何度でも聞いても飽きないですね。
CD-Rですが、ノイズもほぼ聞こえず、音質は問題無いと思います。
(サプライヤーインフォより)