その指向性の多くの部分がフィーリン・ムーブメントと一致していたピアニスト、歌手でもあったアイダ・ディエストロをプロデューサーとして1952年に結成された女声コーラス・グループ、クアルテート・ダイーダの記念すべきファースト・アルバム〜1958年リリースRCA録音『アン・イブニング・アット・ザ・サン・スーシ』が原盤〜なぜか、曲順、ジャケを変えて、表題ナシのスペインはヴィンテージ・ミュージックによる復刻です。
アイデー(姉)&オマーラのポルトゥオンド姉妹と、モライマ・セカーダ、そしてエレーナ・ブルケというフィーリン系オリジナル・メンバー4人。TVやラジオはもちろん、ハバナがトロピカル・リゾート都市として最高に賑わい、最高級のレヴューが夜な夜な繰り広げられていた1950年代、そんなショウビズのトップにいたのがこの4人組でした。本盤ではチコ・オファリルの楽団がバックをつとめ(09年には、日本盤でも奇跡のオリジナル・リイシュー、中村とうようさんが解説を書かれていましたね。お持ちの方はご注意を!)、とにかくゴージャズ、素晴らしいアレンジが施されたその演奏の中で、夢見心地のソロ&デュオ、そして4人のコーラスを縦横に聞かせてくれます。
1. Yenyere Cumae
2. Oye mi ritmo
3. Profecia
4. Totiri mundafhi
5. Ya No Me Quieres
6. Cachet
7. Cuanto me allegro
8. Nocturno antillano
9. Las Mulatas Del Cha-Cha-Cha
10. Tobago verde
11. No Se Que Voy Haer
12. Matilda