JAIME SANTOS / GUITARRA PORTUGUESA

ポルトガル・ギター=ギターラの演奏家ジャイメ・サントス(1909-1982)のインストルメンタル・アルバム~40年代から50年代にかけてアマリ ア・ロドリゲスの伴奏を務めたヴァーチュオーゾとして知られる彼の、その全盛期ともいえる60年代半ばに録音されたソロ・アルバム=クラシック・ギターの 伴奏だけをバックに、彼の奏でるポルトガル・ギターの音色がタップリと楽し …

続きを読む>

TERESA SALGUEIRO & LUSITANIA ENSEMBLE / LA SERENA

来日公演でお馴染みとなったポルトガルのマドレデウス/その看板女性歌手として人気の高いテレーザ・サルゲイロのソロ・アルバムです。07年以降ソロ活動 専念のため、マドレデウスを脱退してからの初アルバム~弦楽四重奏団をバックに、絹のような声で、世界の名曲を歌い継いでます。エディット・ピアフ、レ オ・フェレ、カエターノ・ヴェローゾ、アントニオ&ヴィニシウス、カルニー …

続きを読む>

MARIA DA FE / DIVINO FADO

本国ポルトガルでは、故アマリア・ロドリゲスに次ぐヴェテラン現役ファド女性歌手として名高い~40年を以上のキャリアーを持つマリア・ダ・フェの2002年録音のアルバムです。かつてはポップ・ファドという新スタイルを試みた彼女ですが、この60歳を越えて作られた新作では、オーソ ドックスなファドを円熟の境地で聞かせてくれます。

続きを読む>

ALEXANDRA / RECORDA AMALIA

アマリア他界後の、ファド女性歌手百花繚乱には目を見張るものがありますが、さて真打ち登場、ということになるでしょうか。生前のアマリアと親交も厚く、 そのステージで何回か共演した経験も持つというアレシャンドラ~そして、この新作、敬愛するアマリアの持ち歌ばかりを綴るというトリビュート・アルバム で、”アマリアを継ぐ者”の心意気を聞かせます。

続きを読む>

JOANA AMENDOEIRA & MAR ENSEMBLE

ファドの分野で最高の権威を持つアマリア・ロドリゲス杯をついに受賞!その受賞作品がこのアルバム~「海のアンサンブル」と名づけられたグループを従えて のライヴ録音です。ファドの基本編成であるギターラ・ポルトゥゲーザと普通のギター、ベースの3人のほか、ヴァイオリン・セクションやフルート、クラリ ネット、ホルン、アコーディオンなど8人を加えたゴージャスなアンサンブル …

続きを読む>

FLOR DE LIS / SIGNO SOLAR

ポルトガルのポップ・シーンから、フレッシュなバンドが登場!フロール・デ・リズはポルトガルのフォークロアを探究していたドラマーを中心に04年に結 成、08年に現在のバンドの看板である女性ヴォーカリストが加入すると、翌年には国内のPOPコンテストで優勝し、その年のユーロヴィジョンではポルトガ ル代表となったそうです。本作はそんな勢いをそのままに制作したデビュー作 …

続きを読む>

ARGENTINA SANTOS

1926年生まれ~ファドの黄金期から現在に至るまで、自ら経営するファド・ハウスで歌い続けて来たポルトガルの大ヴェテラン女性歌手/アマリア・ロドリ ゲスの親友でもあったというアルジェンティーナ・サントス79歳の最新録音です。鍛え続けて来た~いぶし銀のヴォーカルが、哀愁深いファドにぴったりですね。 ファドの黄金時代から活躍し、いまも現役で歌っている唯一の存在が、 …

続きを読む>

AMALIA RODRIGUES / A DAMA DO FADO 『ファドの貴婦人』

新人やベテラン歌手の充実作が続き、何度目かの盛り上がりを見せるファドですが、田中勝則氏が選曲・監修した初期録音決定盤が こちら。ブラジルで1945年に録音された幻の曲からロンドン、NYでの1950年代初頭録音、そして「暗いはしけ」のオリジナルまで全27 曲収録。後の風格も既に漂うものの、歌い口にはまだ初々しさが残っています。~丁寧&長尺の解説とともに、ライス …

続きを読む>

MARIZA / TERRA

ポルトガル/ファド若手女性歌手、マリーザの08年作です。ギターラ&ギター、ウッドベース、そしてカホーンやブラシ・ドラム ほか、簡潔なパーカッション、曲によってはミュート・トランペットやピアノも加わり、シンプルな中にも、ジャズやラテンの要素をさり気なく取り込み、これ までのファドにはなかった表現というものを演出したバックが秀逸です。そんなバックに応えて、淡々と …

続きを読む>

ANA MOURA / ACONTECEU

リスボンのファド・ハウスで歌い続けて来た若手女性歌手、セカンド・アルバム2004年作の2CDを1CDにまとめた2011年の再発盤です(収録時間は変わらず)。以前のオリジナルは1枚目が “À Porta Do Fado” つまり「ファドの扉」、2枚目が “Dentro De Casa” 「館の中」と分けられていま …

続きを読む>

MAFALDA ARNOUTH / DIARIO

欧州での人気は高かったものの、なかなか日本のファンまで、その歌声が届かなかったポルトガルの若手ファド女性歌手=マ ファルダ・アルナス新作です。どちらかと言えば、流れるような歌い口で、柔和な表情のファドを歌って来た彼女ですが、このセルフ・プロデュースの新作で一 皮むけた感じです。ファドっぽいクセのある発声が、コブシ使いのメリハリを強調し、存在感のある歌声を聞か …

続きを読む>

DONA ROSA / ALMA LIVRE

4才で失明してから、永らく大道で歌い、生きて来たポルトガルのファド女性歌手ドナ・ローザの新作です。今作ではリスボンらしいファドはちょっと少なめ、 インスト数曲(もちろん、あの独特なトライアングルもフィーチュアー)含め、ローカルな雰囲気のフォークロア、あるいはコインブラ派のファドや古楽風のナ ンバー等々、多彩なアルバムとなっています。ファドにとどまらず、ポルト …

続きを読む>

GAITEROS DE LISBOA / INVASOES GARBARAS

1995年作です。4人のバッグパイパー/ガイテーロスが、コルシカばりの男声コーラス&ガイタ重奏を聞かせる~ポルトゥギーズ・トラッド・アルバム。遙 か遠くから聞こえるような響きのホルンや、太鼓のリズムも曲により加わり、清澄さと武骨さ?そして仄かに漂う大西洋~ケルト風味も得難いアルバムです。 △全曲聴けちゃいます…

続きを読む>

BRIGADA VICTOR JARA / DANCAS E FOLIAS

ポルトガルのトラッド・フォークを代表し、1975年から活動するグループで、本作は95年発表の代表作!各種ポルトガルの弦楽器とガイタ、ピアノ、ヴァ イオリンを基本に、変化に富んだアレンジの中で、南米音楽やケルト音楽にシンパシーを奏でるポルトガルのトラッドを聴かせます。清澄な女性歌手&しゃがれ た男性歌手、純朴な男性コーラスが交互にリードを取り、多彩な曲想を際立 …

続きを読む>

ENNIO MORRICONE & DULCE PONTES / FOCUS

エンニオ・モリコーネのバックで、ポルトガル女性歌手ドゥルセ・ポンテスが歌う、という夢の共演盤=新作です。冒頭”ニュー・シネマ・パラダイス”で、か なりビックリしますが、すべて非ファド曲=モリコーネ作品のみを歌い綴る内容。ただただ曲の良さと、ドゥルセの歌唱力につきあわせられる展開、ですね。

続きを読む>

go top