ロンドンのジャズ・クラブで彼の地に長年滞在しているブラジル人打楽器奏者と繰り広げた美しいインプロヴィゼーションの記録「The voltex session」から7年。静から動へドラマティックな展開を見せるピアノとパーカッションのインプロヴィゼーション・セッション第二弾。
ロンドンのヴォルテックス・クラブで収録した前作から、今作ではブリストルのコルストン・ホールなど10箇所で行われた英国ツアーの抜粋に発展。ベンジャミン・タウブキンが拠点にするサンパウロから持ち込まれた洗練と、静寂を味方にしたリリカルで流麗なヴォイシング。そしてアフリカ・ルーツのブラジル舞踏リズムをはじめ、イスラエルや韓国、各国で繰り広げてきたユニヴァーサルなセッションを経て湧き出てくる劇的なピアノ・ブギーにグルーヴ。瞑想#1~7まで、それぞれ”石の道と上昇”、”ビリンバウについて”、”ズールーの感傷”、”エスコーラ・ヂ・サンバ : ヴァリエーション”、”熟考”、”道路と鉄道”、”通りの内側と外側”、と副題が定められ、その想起される情景を体現すべくドラム・キットにカホン、クイーカなど手を変えながら呼応するアドリアーノ・アヂワーリのパーカッション・ワーク。自然発生したヴォーカリーズが美しい瞬間から、アウト・オブ・ノートしていくスリリングな展開まで。ピアノとリズムの対話が尽きることなく施された、鮮烈な印象を与える一枚。(サプライヤーインフォより)