ANA MOURA / CASA GUILHERMIA

ポルトガルのファド女性歌手、アナ・モウラの近未来ルゾフォニア指向のヒップなファド?とでも言えるでしょうか?〜ヴォーカルは、いつもながらのファド唱法なんですが、伴奏がいつものギターラ中心のそれではなくて、近年のアンゴラやカーボヴェルデの若手に刺激されたんじゃないか?とも思えるようなキゾンバっぽい打ち込みビート仕様で聞かせる問題作!ということに。が、もちろん、いつもながらのアコースティック仕様のファドも、いっそう手の込んだ装いで聞かせてくれますけど、とにかく、音作り&アレンジにしても、あるいはプロモのクリップ映像にしても実に凝ったもの、新境地を訴えるには十分過ぎるほど、手間ヒマがかかったプロダクションじゃないかと思います。近年、隣国スペインのフラメンコやルンバの世界でも、そうしたPOP化、というか、ハイブリット化?の試みは>★こちらや>★こちら等はじめ、盛んになっていますが、とうとう、ファドよ、お前もか!?と、前向きな意味において(?)、そういう言い方もできるんじゃないかと(ピンクなお守り?&ポートレイト写真のジャケ、結構意味不明なんですが…)。

1.Janela Escancarada
2.Mazia
3.Calunga
4.Birim Birim (Interludio)
5.Andorinhas
6.Corridinha
7.Classe
8.Fandango (Interludio)
9.Arraial Triste
10.Minha Mae (Interludio)
11.Jacaranda
12.Sozinha La Fora
13.Trigo
14.Colheita (Interludio)
15.Agarra Em Mim
16.Antes Que Eu Morra (Interludio)
17.Estranha Forma de Vida
18.Nossa Senhora Das Dores

こちら”Andorinhas”、アルバム中でも白眉の曲と思われますが、…それにしてもこの曲のこのクリップ、シャレなんでしょうか?通りすがりのエキストラみたいな扱いのワレらがパウロ・フローレス!?さて、何処に出てくるでしょうか?▽見つけて下さい。

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