AL BILALI SOUDAN / BABI

アリ・ビラリ・スーダンは、マリはトゥンブクトゥにおいて、何世代にも渡り、トゥアレグ人のグリオの音楽家系として、現地の人々に親しまれて来たファミリーの選抜グループです。マリに一般的な弦楽器、ンゴニのトゥアレグ仕様、テハルダントと、大型の瓢箪によるハンド・パーカッションのカラバシ、そして、そのサビのある強靭なヴォーカル・スタイルにおいて、代々、現地で演じられて来た典型的なトゥアレグ音楽の先駆者であり続けています。

昨年、WOMEX 2022 でのショーケースに加え、12回のライヴを披露した米国ツアーの後、アル・ビラリ・スーダンは新作をレコーディングするためにNYのスタジオに入りましたが、彼らの底しれないエネルギー量、集中力、そしてハジけるようなパッションにより、レコーディングは、たった1日で完了したとのこと。 それが、本作、グループとしてのインターナショナル盤、3作目となる2023年作です。
瞬間的な閃きを織り込みつつ、波打つようにループし反復して行くその演奏スタイルは、伝統的なレパートリーの徹底的な習得によるものであり、その練り込まれた即興性の自在さにおいて、色褪せることのない新鮮さを、常に感じさせます。そして、同時に、アリ・ビラリ・スーダンの音楽は、世紀の変わり目を通じ、様々なかたちで “デザート・ブルース”へと進化したトゥアレグ系音楽スタイルの、最も根源的なかたちとして聴くことも容易です。

なお、グループのリーダーであるアベルウ・ヤッタラの過去の演奏は、アリ・ファルカ・トゥーレの最初期録音や、オルケストル・ドゥ・トゥンブクトゥの1970年代録音、そして多くのラジオ・マリ放送音源において聞くことができます。あるいは、 同じくトゥンブクトゥの、ソンガイ / トゥアレグの血を引く故ハイラ・アルビーのレコーディングやツアーにも参加、同行していました。 2010年には、ボストンのバークリー音楽大学のマスタークラスの講師もつとめています。

〜以上、メーカーインフォ意訳

>こちらで紹介されていた作ですね(無断リンク陳謝&感謝)!遅くなりました、やっと入荷して来ました。

1 Yona 05:14
2 Aderrahman 06:07
3 Al Hamzia 08:07
4 Babi 5 04:15
5 Fadimata 03:19
6 Tarhanin 06:56
7 Tiago Mali 07:48

All songs written by Abellou Yattara and Mohamed Abellaw

Abellou Yattara, lead tehardent and vocal
Aboubacrine Yattara, bass tehardent
Mohamed Abellaw, tehardent and vocal
Ibrahim “Tchiale” Ag Aboubacrine, calabash percussion.

▽参考

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