ペペ・デルガドは、1920年生まれ、ニアガラ、ホーベネス・デル・カジョ、カシーノ、コロニアル、ネロ・ソーサなどのバンドでピアニストとして活躍した後、作曲家としても頭角を現し、ラス・ダイーダなどに取り上げられたり、1950年代のキューバのスター、パチョ・アロンソの楽団のピアニストと活躍したミュージシャンでした。レネ・トゥーゼ、オルランド・デ・ラ・ロサなど、プレ・フィーリン、プレ・キューバン・ジャズに属する人です。1960年前半にはキューバを出て、メキシコ~最終的にマイアミを拠点に活動。ロベルト・レデスマのバックをつとめるなど、多くの録音を残しています。
本作は、おそらく晩年に録音されたデスカルガ~ラウンジ系アルバムのリイシューで「グアンタナメラ」「イパネマの娘」「ラ・シティエラ」「ラメント・クバーノ」などの有名曲を、ピアノ中心、パーカッション、ベース、サックス、ヴィブラフォン、フルート等の小編成で、デスカルガ&ラウンジの中間的な感覚を聞かせてムーディー、得難いアルバムとなっています。
1. LA GUANTANAMERA
2. LA MUCHACHA DE IPANEMA
3. LA SITIERA
4. DANCERO
5. EL BAILE DEL SILLON
6. CUANDO VUELVA A TU LADO
7. EL MANISERO.
8. CAPULLITO DE ALELI
9. LAMENTO CUBANO
10. LA EMPALIZA
11. GUIRO S CHA
12. LA BELLA CUBANA