*Gong, Angklung And Gender Wayang Of Peliatan Under The Direction Of Anak Agung Gede Mandera ★ V.A. / バリ島プリアタン村のガムラン1952
元英兵ジョン・コーストにより、1931年にパリの博覧会でガムランのグループとして初の海外公演を行ったグヌン・サリ楽団。本作は、1926年に創設されたゴン・クビャールの同楽団が1952年に大成功を収めた欧米公演を行った際に、ニューヨークとロンドンのスタジオで録音したものです。楽団長のアナック・アグン・マンダラ、マックフィーの片腕となってガムラン音楽の研究を助けた太鼓奏者、マデ・ルバやマックフィーの養子で、ダンサーのサンピ、当時若干12歳だった天才少女ダンサー、ラカなど、当時のバリ芸術において欠かせないそうそうたるメンバーが参加しています。アンクルンやガムラン・クビャールの複雑で迫力満点な演奏の元、奉納芸バリスの他、ワヤンや女性による美しいく華麗なダンス、レゴン等が踊られました。まさに本作は、バリ芸術の集大成とも言える一枚です。ここに収められた録音は、現在でも世界中で活躍するグヌン・サリ楽団の実質ファースト・レコーディングといえるものです。
曲目表:
1. カピ・ラジャ(猿の王)
2. アンクルンガン
3. タムリリンガン メンギサップ・サリ(マルハナバチが蜜をすする)
4. バリス
5. ガンバンガン
6. クビャール
7. グンデル・ワヤン(アンカット・アンカタン)
8. レゴン:ラグ・チョンドン/プンギプック・ガルーダ
9. レゴン:ラグ・チョンドン/バパン/パンカット/ガルーダ