デュ・バルタス“草やぶ”という変なユニット名のオクシタン男3人組~デビュー作は07年で、これがセカンド・アルバムとなるそうです。男3人のリズミカルで勢いのあるヴォーカル、コーラスを歌い&それぞれタンバリンと大太鼓とアコーディオンを受け持つシンプルな演奏において、南米のフォッホーやバジェナートなんかとも通じる南仏ラングドック民謡&オリジナル曲を歌っています。要するにルー・クワール・デ・ラ・プラーノの小編成版+アコーディオンということになるわけですが、トロバドール風味と男臭いムードが相俟って、なかなか魅力的です。シンプルな中にも様々なアイデアやノイズがつまっていて、地中海から南米大陸へと様々な音楽のつながりも聞こえます。とりあえず、なんとも軽快で野趣があって疾走感もあり、楽しいですねえ、なるほど、草やぶに突っ込んで行って遊んだ日々が蘇りますよ!?