LOUNIS AIT MENGUELLET / TUDERT NNI

以前、bunboni さんが “カビールのレナード・コーエン” なんて、おしゃっていたのを思い出します…。
やっとのことで、再入荷です。
1960年代後半からアルジェリア/カビールの心を歌い続けるシャアビ系〜というより、カビール・ソングと呼んだ方がイイのかも知れない自作自演歌手、エイト・メンゲレットの2017年作(当時67歳の最近作)です。

ほぼギター弾き語りの世界を聞かせて来たこの人にしては珍しく、サイド・ギターやマンドーラ、べース、ヴァイオリンや各種打楽器にとどまらず、なんと、ティンホイッスルやカヌーン、男声コーラスに加えて、ストリングスまで!曲によってはピアノやゲンブリなんかも聞こえて来たりして…(ま、フツーに、地味に、バックのアンサンブルに気を使っているだけのことでしょーけど)。う〜ん、これまで、地味な上にも地味なギター弾き語りばっかり聞かせられて来たイチファンとしては(5年間も見逃していたくせに、と思いつつも)、もー何だか、盆と正月がいっしょに来たよーに嬉しくなってしまうワケですね(盆と正月はないだろ、と思いつつも)!まあ、2010年作&14年の前作にも、地味地味なバックがついていたと記憶していますが、今作ほどではない!(と、断言しよーとした手前、一応、久しぶりに前作を聞き返してみたら、記憶と違って五十歩百歩の世界だったんですが…、でも、もう前言撤回、というか、この項、書き直すのがメンドーなので、このまま行きます??ま、なんというか、イメージとか先入観って、ホント、怖いもんですねえ…、にしても、盆と正月はないだろ again)。
で、なんというか、月日の経つのは早いものです(遠い眼差しで、ごまかしているつもり)。10年間で3作、そーゆう着実なペースも、なんかイイんですねえ、この人、というか…ともあれ、ルーニス・エイト・メンゲレット、どんどんイイ顔になっているのは間違いありませんね。限定入荷です。イチファンの方、もし、いらっしゃいましたら、どーぞお見逃しなく!

そういうことはともかく、もうかれこれ5年、これがラスト・アルバムになってしまうのでしょうか…?

1 Tudert nni 11:48
2 Taqsit niden 7:33
3 I waggad-iw 6:46
4 Zer kan 8:40
5 Yella wass 6:55
6 Tajmilt I tayri 6:39
7 Slam I temzi 7:38

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