SABRY MOSBAH / MY ROOTS

現在のチュニジア・ミュージック・シーンを牽引するSSW
チュニジア・ミュージック・シーンにおける新たなリーダーともみなされているS S W/ギタリストのサブリ・モスバ。レニー・クラヴィッツを彷彿とさせるような歌声とファズが適度に効いたブルージーなギター・プレイで斬り込んできたと思いきや、一転、訥々としたアクースティック・ギターと別人のような渋い唄い口で全く違った魅力を見せてくれるといったような、多面的な魅力を持つアーティストです。演奏のこなれた感じからは想像しがたいのですが、なんとまだ30代。もっと若い頃はグリーン・デイとマイケル・ジャクソンの大ファンだったと公言していますが、2017年リリースのこのデビュー・アルバムでは自身のルーツであるチュニジア音楽にフォーカスを絞り、ウードなど共に古今のチュニジア・サウンドを聴かせてくれています。西洋的なロック・テイストも加味されているので、敷居の高さも感じさせず、チュニジア音楽入門編としては最適な一枚。ケル・アスーフやサンバ・トゥーレのファンの方、ブルース・ロック・ファンの方にもオススメです。現在熱心なワールド・ミュージック・ファンの方たちがその一挙一動に注目している鬼才チュニジア人プロデューサー/鍵盤奏者のソフィアン・ベン・ユーセフもアレンジャーとして参加。なるほど納得の音です。(サプライヤーインフォより)