ORKES SENDJA MERAJU / BUBUJ BULAN

これはもうお宝、たまらんですな… 。インドネシア、ロカナンタ謹製の1962年リリース10インチLPオリジナル復刻〜カスタムメイドのマスター起こしCDR(音質バッチリ!)ということになります。ま、なんというか、東南アジアのムラユー系フィーリン(!?)とでも言ったらわかりやすいでしょうか?ラウンジーなピアノと揺らぎのあるハモンド・オルガンを軸とした Moh.スティオソ率いるオルケス・センジャ・ムラジュによるムラユー・ラテン調の得難い演奏をバックに、その後、多くのカヴァーを生むことになる 女声ニナ・キラナが歌う “ブブジュ・ブラン”を表題としたアルバムです。癖のない、ややダウナーな美声を聞かせるニナ・キラナに加えて、やはりフィーリンかつクロンチョンの味わいも聞かせる女性歌手、マスヌンも素晴らしいですねえ!シンプルでいて緩やか、南の海の月の夜、かすかに肌をなでていく、あるかなしかの潮風が気持ちイイことこの上ナシ、という感じ?ナイスなジャケットそのままの音楽が楽しめますよ!

1 Kuhadang Djua / Masnun
2 Bardindang Sajang / Nina Kirana
3 Anak Pipit / Masnun
4 Rora Silindung / Instrumental
5 Bubuj Bulan / Nina Kirana
6 Unggat-Unggat Batang / Masnun & Nina Kirana
7 Wadah Badapat / Masnun
8 Garip – O / Instrumental

Leader – Moh.Soetijoso

ロカナンタレーベルからの10インチ盤の中でも ベスト10に入る曲、歌、演奏、アレンジ、ジャケットと四拍子揃った1枚!なんとなくカリプソを思わす流れのリズムにインドネシアそのもののメロディを独特の美声で聞かせる女性VO.マスニンとニナのtr.1&tr.6、ハモンド的オルガンのエキゾチックな音色にラテンチックなバックが心地よいtr.2を歌うのはとても素直な美声女性歌手ニナ、イントロだけでもうインドネシア・レトロエキゾチック世界に連れ去られるtr.3、そして極上のエキゾ・ラウンジ・インストのtr.4&tr.8はセンジャ・ムラユー楽団の世界が目に浮かびます。そして極め付け!最高にエキゾでアジアで哀しいtr.5の「ブブイ・ブラン」!ヨナヌキ音階で沖縄民謡に似たメロディーが哀愁を呼ぶ名曲中の名曲を、こんなにもラウンジで心地よいバックで歌う女性歌手ものは珍しいです。そしてイントロが寄せてはかえす波のごとく心地よいtr.7。 文句なしの名作10インチをオリジナルのマスターテープでCDR化してもらいました。(サプライヤーさんのインフォより!)

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