PAULO FLORES / O PAIS QUE NASCEU MEU PAI


1972年首都ルアンダ生まれ、幼い頃はポルトガルで育ったということですが、アンゴラ北西部に多いキンブンド人のルーツを持つそう(しばしばキンブンド語 / バントゥー系で歌うことも)。1988年にアルバム・デビューし(16歳!)、こちらがオリジナル・アルバムとしては13作目(ライヴやベスト、リミックスは含まず)となる2013年作です。毎回、少しづつしか入荷しませんが、何度も再入荷を繰り返す人気盤。既に30年のキャリアを持つアンゴラはセンバの重鎮と言っていいでしょうね。この全編生音、ブラジルとカリブ、そしてポルトガルの間で揺れているようでいて、やはり一味違うアンゴラ的歌心を聞かせる本作の素晴らしい内容に関しては、下記<無断リンク>をご参考にしていただければと(スミマセ〜ン!)。で、そのソングライティングの素晴らしさ、ちょっと枯れた風合いの歌声はもちろんのことですが、加えて、その奥行きある音作りの多彩さ、そのアレンジの描き出す輪郭のメロウさ、もぉ〜まいりましたという感じ(バックにはメンデス・ブラザーズも参加!)…。思うに、この人が現在のセンバに通底するサウンドをクリエイトした部分も多いんじゃないかと…、そう思ったのは先日たまたまファースト・アルバムを聴く機会があって、この人の登場以前と以降では何かアンゴラ音楽の空気感みたいなものが変化している、と感じたからですが。ま、そういう不確かなことはさておいても、このパウロ・フローレスがコンテポラリーなセンバのリーディング・ヒッターであることは間違いないと、そぉ〜思います。

>★ >★ <無断リンク>陳謝&感謝!

(ところで、“センバ” というのはその昔、アンゴラ起源のサークル・ダンスの名前だったそうで〜実際、ブラジルにもそのセンバが伝わったとされていて、転じてサンバの語源になったともされています。が、現在 “センバ” という言葉は、固定した音楽スタイルというか様式性、あるいはリズム感、といったものを指すというよりも、前代のセンバの歌い手から受け継いだ、アンゴラの世相をウイットに富んだレトリックで歌う〜カリプソにも近い?その歌い手 / SSWのセンスに関して使われることが多いような気がします。なので、リズムやスタイルといった音楽的な変化には比較的寛容なんじゃないかと、そう思います。対して “キゾンバ” はズーク起源、アンゴラ的な展開を経たダンス・リズムによる恋愛歌、という言い方もできて、ある意味スタティックな音楽でしょうか。…と、そう考えてみると、若き日にキゾンバやヒップホップ、クドゥロで鳴らした歌い手がセンバへ移行、というか転向することの頻度の高さも納得できるような気がしますが、どうでしょう? そろそキゾンバとかクドゥロ演っている歳でもないし的な? とは言え、あくまでも雰囲気、歌い手の姿勢の問題であって、センバとキゾンバの間に深〜い音楽的な溝があるとは考えない方がイイかも知れませんが…、と、商品紹介の本筋からハズれた項となってしまいましたが。)

1 Memória De Café 3:54
2 Me Leva 6:04
3 Mãe Bondei O Mister Mouse 3:53
4 Mama Lélé 4:50
5 Cara Da Madona 4:31
6 Mordida De Cobra 3:30
7 O País Que Nasceu Meu Pai 5:37
8 A Carta{Querida Mãe} 4:09
9 Trem Da Cidade 3:07
10 Sou Ninguém 4:16
11 Mana Bessa Ngana 3:41
12 Rumba Papá 3:55
13 Batucada Do Desaturado 3:55
14 Ainda O País Que Nasceu Meu Pai 5:28
Bonus Track
15 Boda 4:57

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