NASS EL GHIWAN / CHANTS GNAWA DU MAROC

早くから独自のポピュラー音楽が栄えたモロッコは、一方で若手を中心とした伝統回帰の動きも注目された。本盤、グナワを取り入れたナス・エル・ギワンは70年代から活躍、グナワを取り入れた独特にディープな音楽性で人気を得、モロッコのストーンズとも呼ばれていました。
グナワはイスラム神秘主義のダンス・ミュージックともいわれ、呪術的治療などの儀式でも演奏されるもの。本盤で聴けるのは70年代から活躍するナス・エル・ギナウが演奏する雰囲気たっぷりのグナワ(普段はグナワに発したトラッドPOPを演じているものの)。ゲンブリ(低音弦楽器)とカルカバ(鉄製カスタネット)、そしてバンジョー?の演奏を中心に 、熱狂的なハンド・クラップが加わり聴くものをトランス状態へと誘ってくれます。

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