GENG WAK LONG / THE NEW AUTHENTIC KELANTANESE TRADITIONAL MUSIC OF MALAYSIA PART 1


geng-wak-long マレーシアの東海岸の北部に位置するクランタン州はイスラム教徒が多く住み、芸能が盛んであることで有名です。影絵芝居ワヤン・クリッや、ユネスコの無形遺産にも登録された歌舞劇マッヨン、護身術シラットなど、さまざまなスタイルの芸能がありますが、社会、宗教的な要因によりその存続が危ぶまれています。
芸能一家で構成されるゲン・ワッロンは、そんな芸能にまつわる音楽を残していこうと活動しています。本作は、クランタンの伝統芸能を牽引してきた5人の先人たちに捧げるもので、伝統曲をそのまま演奏しているものと、新たな息を吹き込むためゲン・ワッロンのオリジナルアレンジで演奏されているものがあります。
ゲン・ワッロンを率いるカムルル・フシンは幼少より父親から手ほどきを受け、影絵芝居ワヤン・クリッを演じるほか、マレーの伝統楽器ルバブ(弦楽器)やスルナイ(リード楽器)、太鼓などの演奏家として若手の最高峰として知られています。マレーシアフィルハーモニー管弦楽団(MPO)との共演や映画音楽での演奏、演劇の音楽監督を務めるなど、活動は多岐にわたり国内外で活躍しています。
伝統音楽といっても軽快でリズミカル、どこかポップな印象が多い曲群。もちろんCDでは見られませんが、童話的かつ魔術的な影画の摩訶不思議な幻影世界が浮かび上がってくるようなエキゾチックでトリップ感たっぷりのカラフルな音像群です。また、インドネシアやバリとは少し違う荒々しいガムランとアラブ圏で散見される管楽器スルナイが印象的です。この辺でもアジア~中近東音楽のコアなファンにも発見が多いのではないでしょうか。(メーカーインフォより)

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