OKAN YORUBA


★オカン・ヨルバ
okan13マンボからサルサ、ルンバ、キューバン・ジャズ~ラテン・ジャズまで、表情豊かなアフロ系キューバ音楽を根底から支え続けてきた、アフリカはヨルバ族の宗教歌をルーツにもつ音楽サンテリーア。その現代の重鎮アンヘル・ボラーニョスを中心とした演奏集団オカン・ヨルバ初めての録音集は、ポリリズムの陶酔と多神教の神々と地上の人間を繋ぐチャントの力強さが交差する至高のアルバムになりました。
「キューバには奴隷制時代にアフリカから多様な信仰が伝えられた。それらの信仰に伴う音楽と舞踊は、伝統芸能として現代キューバにしっかり根づき、キューバ音楽の根幹を支えている。中でもヨルバ族の信仰に基づくサンテリーアと呼ばれる宗教は、その音楽の豊かさで知られている。OKAN YORUBA(ヨルバの心)に収められているのは、サンテリーアの神々に捧げる歌と儀礼太鼓バタの演奏だ。ヨルバ族の太鼓だったバタが伝わったのは、西半球では唯一キューバだけ。新しい地で再生したバタは、大中小3つの両面太鼓から成り、複雑で精緻なリズムを織り成して、表情豊かな音楽を生んだ。
OKAN YORUBAは、伝統舞踊のダンサーとしてキューバの第一線で活躍するユーコ・フォンの初プロデュース作。演奏は、キューバ伝統音楽の重鎮で彼女の師でもあるアンヘル・ボラーニョスと、彼が信頼を置く仲間たちだ。伝説のサンテリーア祭司ニコラス・アンガリカの薫陶を受け、高名なバタ奏者ヘスス・ペレスとともに伝統を守ってきたボラーニョスの演奏が聴けるこのCDは、唯一無二の貴重な作品になっている。力強さに加え、太鼓の一音一音を繊細に紡ぎだす彼のパーカッショニストとしての魅力も満喫してほしい。」(オビ裏に掲載されたキューバ音楽研究家、工藤 多香子女史による簡単なアルバム解説)
ヨルバ族とは、現在の西アフリカはナイジェリアあたりに暮らす部族の名称です。奴隷制時代に多くのヨルバ人が新大陸に連れてこられましたが、キューバでは首都ハバナを中心とした西部地方に多く住んでいます。彼らの民間宗教は多神教で、新大陸で支配者であったヨーロッパからのキリスト教をも取り込みしっかり伝えられてきました。このCDで歌われる歌詞は全てヨルバ語ですが、歌い手はヨルバ語を解するわけではなく、口伝えの音感のみで現在まで伝承されてきました。
本アルバムに収録されているのは、「エレグア」「オチュン」「ジャマヤ」「オバタラ」「オジャ」「チャンゴー」といったサンテリーアを代表する神々の歌で、宗教儀式では演奏が進むにつれ踊り手がトランス状態に入り、場合によっては憑依します。本作の録音も、スタジオ録音ながらそんな臨場感を十分感じられるものです。
また、キューバを代表するサンテリーアの演奏者および歌い手たちが会して、しっかりしたプロダクションで録音したアルバムが日本発売されるのは、たぶん初めてだと思われ、その意味でも貴重なものと言えます。(メーカー,インフォより)

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