南仏モンペリエのアルジェリア／フランスの混成７人組バンド “レ・ブカク” の４作目！簡単に言えば、ラシッド・タハ風のアラブ系ミクスチュアー／ロック系バンドということになるんでしょうが、ヴォーカルはもう少々アルジェリアっぽくライに近い感じもありです。ウード＆ヴァイオリン、ダルブッカとチープな音感のオルガン、ちょっと濁ったカスレ声のヴァイタルな歌、ほんの少しジョー・ストラマー風ですが、クールでいて哀愁のこもったコブシを回します。そして曲によってロック／ラガ／ファンクを横断するギター＆ベース、ドラムス～といった感じの布陣、なかなか聴き応えありです。とりあえず、アラビック・ロック・ファンには、是非オススメしたいと思います。まあ、何と言っても印象的なジャケットがイイですよね。