誰? と思っていたら、マルチニークから移り住んだ両親のもと、マルセイユで生まれたダヴィド・ウォルターズ、6作目となるそーです。で、思い出しました、>こちらの青年ですね、かれこれ 10年以上も、当店的にはご無沙汰してしまいましたが、たくましくなったものです。…というわけで、いつの間に、こんなに POP でハジけた”アフロビーツ” meet フレンチ・カリビアン?なテイストのダンス音楽を完成していたものやら、危うく見落とすところでしたよ、
>こちらで知った才人、英国のトム・エクセルが参加した冒頭曲をたまたま耳にして、コレは!と思っての入荷なんですが、21年の前作(5枚目のアルバム)は、今作にも2曲で参加しているバレケ・シソコ(コラ)&ヴァンサン・セガール(チェロ)との共作アルバムだったそうです。なるほど、その辺、ちょくちょく無視してしまうこともあるので、当方の品揃えにひっかからなかったワケですね…と言いつつも、シソコ&セガール参加の本作での2曲、全体にアフロ・カリビアンな R&B テイスト〜ミディアムUPな打ち込み系ナンバーが並ぶ中にあって、ちょうどイイ?息抜きアコスティック・ナンバーにもなっているわけですが…。
〜ま、そうゆうことはともかくとしても、よくよく考えてみれば、フレンチ・カリビアンのズークから始まった打ち込み系ダンス音楽スタイルが、アフリカへも飛び火し、キゾンバだけでというわけでもなく、ナイジャPOPやクワイトあたりにも(方法論として)影響を及ぼしたとするなら、巡り巡って、マルセイユでフレンチ・カリビアン・ルーツを標榜するダヴィド・ウォルターズ新作が、ナイジャPOPのアフロビーツを取り入れた “カリビアン・ソウル” として結実したことは(もしくは“トロピカル・ソウル” 〜ウォルターズ自身、自分の音楽をそんな風に呼んでいるようです)、ある意味、音楽的な転生?輪廻?の必然だったかも知れなくて、逆に、その “カリビアン・ソウル” が、現地フレンチ・カリブ〜ズーク・シーンに影響を及ぼすものか、どうか?そんな展開を期待させたりもする、もしかしたら、エポックメイキングな作品なんじゃないか?と…、そんな、妄想をかきたててくれる作品かも知れませんね、
1.Gimme Love (feat. K.O.G.) 03:51
2.No One (Captain Planet Disco Edit) 04:51
3.Jodia 05:18
4.Toxic Tropic (feat. Anthony Joseph & La Reyna) 03:18
5.Light 04:01
6.Di Yo (feat. Flavia Coelho) 04:07
7.Vansé Carnival 04:41
8.La Vi a Bel 02:51
9.An Lot Soley (feat. Ballaké Sissoko & Vincent Ségal) 04:33
10.Soul Tropical 03:42
11.Don’t U 04:25
12.Night in Madinina 03:05
13.Klé (feat. Ballaké Sissoko & Vincent Ségal) 04:21