フランスのバルカン系ブラスバンド=LE CHAUFFEUR EST DANS LE PRE(ル・ショフール・エ・ダン・ル・プレ / 運転手は畑の中)が、2001年に北部マリを旅行中に、現地トゥアレグの砂漠のブルース・ミュージシャンと共演したのをきっかけに結成された混合トゥアレグバンド=イミディウェン。大先輩ティナリウェンとも共演し、レパートリーを共有(このアルバム10 曲中5 曲がティナリウェン曲~またグループ名もティナリウェンの曲名)。砂漠のブルースにバルカンブラス、アコーディオン、エレクトロニクスがシンクロした刺激的なトゥアレグ・ニュー・サウンドと言えましょうか。もちろん北部マリの現状にコミットした歌ばかりが並ぶわけです。~文脈を異にする音楽の融合において、未消化な部分を残しながらも、面白い試みが出てきたものです。