おおたか静流 with こまっちゃクレズマ トペラトトのおどり

metaトペラトトNHKのEテレ「にほんごであそぼ」のおおたか静流+絵本作家の田島征三+ジャズ奏者の梅津和時率いるこまっちゃクレズマが送る愉快で新しい日本のフォルクローレ!
このCDの元になった物語は、絵本作家として長いキャリアを持ち、「小学館絵画賞」をはじめ数々の賞を受賞してきた田島征三・作の絵本「学校はカラッポにならない」(えほんの社 2009年7月刊)。
舞台は、新潟県十日町市の「鉢」という小さな集落にある、旧真田小学校校舎(2005年閉校)。
住民の多くが通った思い出の小学校がある日なくなる、という実際の出来事をベースに、田島征三が創意とユーモアを膨らませ、オバケ『トペラトト』の素朴で憎めないキャラクターに託して、誰もいなくなった小学校が、みんなの思い出によって再生する、という希望のメッセージを発信したものである。
そして、この鉢と田島征三によるコラボレーションは、誰も発想しなかった学校をまるごと絵本にした空間作品として、2009年日本でも有数の大規模なアートの祭典『越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭』にて発表された。以後『絵本と木の実の美術館』として毎年運営され、現在も全国の美術ファン、絵本ファンから注目を集める存在となっている。
そして田島征三に共感したおおたか静流が「トペラトトのおどり」を作詞・作曲、さらに梅津和時の編曲も加わって、こまっちゃクレズマと、大雪の鉢でレコーディング。2014年1月、絵本と木の実の美術館に機材を持ち込んで、豪雪の中での録音が始まった。田島征三自身が、曲中のトペラトトの叫びをあげたり、「思い出」のシーンには集落の誰もが知っている歌や、保育園の子ども達のあげる歓声、高らかな歌声もMixされて、廃校となったこの学校のエキスをたっぷり吸い込んだ、まさに産地発のレコーディングとなった。
またこのCDには、かつておおたか静流とこまっちゃクレズマで発表したCD作品『すっぽんぽん』(2007年GKR-0103)のタイトル曲、『すっぽんぽん』も、新たな鉢ヴァージョンとして収録。更に越後妻有地域に伝わる曲「からすおどり」も、鉢のおばあさん達のあたたかく素朴な語り歌いのままにボーナストラックとして収録。 全3曲入のミニアルバムが完成した。

■曲目
1. トペラトトの踊り
2. すっぽんぽん
3. からすおどり(ボーナストラック)

■プロフィール
おおたか静流(おおたかしずる/歌)
七色の声で、楽しい事なら何でもありをひた走る。
NKH Eテレ「にほんごであそぼ」に楽曲提供及び歌唱。
“声のお絵かき”主宰/声の可能性を探求中。 本人はアダルト向けだと思っているが、気が付くと、こどもの餌食になっている。
絵本と木の実の美術館の宣伝部長

こまっちゃクレズマ
梅津和時をリーダーに1996年から活動する音楽一座。クラリネットやヴァイオリン、アコーディオンなど、なま楽器による編成で、東欧のロマ音楽やクレズマーのカヴァーを織り交ぜたオリジナル音楽を演奏する。
どこか懐かしく親しみやすいメロディ、思わず踊り出したくなる躍動感。どこでもライヴできる身軽さモットーに、これまでモンゴルやロシアにも遠征、国内でも古民家や廃校、都電、酒蔵、ビニールハウス、結婚式やファッションショウなどでも演奏している。
(以上、メーカーインフォより)

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