XALUPA / UM SORDO S’HO ESCOLTAVA

BNSCD-89252016年現在のスペインでもっとも注目すべき女性シンガー、シルビア・ペレス・クルースが、ハビエル・コリーナ・トリオとの『エン・ラ・イマヒナシオーン』や、人気を決定づけたデビュー・ソロ作『11 DE NOVEMBRE』以前に、在籍していたグループ、チャルパ。
●このグループは、女性ギタリストのチアラ・ジアニがリーダーを務め、シルビアのヴォーカルの他、シルビアと女性フラメンコ系ユニット、ラス・ミガスの同僚であったヴァイオリンのリサ・バウセ、タクテケテーやシルビアもフィーチャリング・シンガーとして参加するコエトゥスといった、ユニークな打楽器ユニットで活動するパーカッションのアレイクス・トビアスが在籍。本作がデビュー・アルバムとなります。
●レパートリーはいずれもカタルーニャの伝承/民衆歌。ミゲル・リョベットのクラシック・ギター編曲でアンドレス・セゴビアも演じた古いクリスマス・キャロルの2曲目「聖母の御子」、女性歌手のマリナ・ルセイユも取り上げている3曲目、子守歌の6曲目、ギタリストのトティ・ソレールが04年作『RACCONTO』で演じた童謡の12曲目、20世紀カタルーニャを代表する作曲家フェデリコ・モンポウのピアノ曲「歌と踊り 第4番」をベースにした13曲目など、カタルーニャの人々の記憶に刻まれてきた曲を、チアラの編曲により、アコースティックを基調としながら、ブラジル音楽やフラメンコなど取り入れた現代的なサウンドで仕上げています。
●カタルーニャ民謡の現代化という、マリア・デル・マール・ボネットらによって手がけられてきた試みに連なるものですが、より若い世代ならではの感覚が光る音作り。
●シルビアの歌の魅力もたっぷり詰まっていて、彼女のファンも聴きごたえ十分な素晴らしいアルバムです。
(インポーター資料から)

曲目表:
1. Presents de boda 結婚祝いの贈り物
2. El noi de la mare 母の息子
3. La preso de LlEida リェイダの監獄
4. Els tres tambors 三つの太鼓
5. La dida 乳母
6. Canco de bressol 子守歌
7. L’hereu Riera レイラの遺産
8. En Pere Galleri ペレ・ガリャリにて
9. La filadora 糸車
10. Mariagneta マリアグネタ
11. La mala nova 新たな凶兆
12. La gata i el belitre 猫といたずらっ子
13. Lo mariner 船乗り

go top