1958年、ワルジナ最初のレコーディングです!スラカルタのラジオ局主催の音楽コンテスト”Ratu KEMBANG KETJANG” で1958年に優勝したワルジナと、準優勝&準々優勝(?)のSべクティ&Sハルティ(姉妹?)の3人の録音が収められたロカンナタ盤10インチLPのカスタムメイドCDR復刻盤!もちろん、マスターから焼いたCDR、音質バッチリですよ。そして、バックはジャワ・クロンチョンの名門 Orkes Kerontjong Bintang ということで、冒頭11分18秒1曲〜なんと、ワルジナ15歳頃の録音。それにしても、この声!自分らが知っているワルジナさんの声を、より清々しく瑞々しくしたようなこの声! 正直ビックリしました。アカペラと鳥のさえずり(を模した笛?)で始まるイントロ3分から、50年代末のジャワ・クロンチョン伴奏の中で歌う3分と少し、その後また1分ほどのアカペラ〜その後、徐々にジョジョに伴奏テンポを早くしながら終章へ、とにかくワルジナの若々しい声!至福の11分です。天才、という言葉、あまり音楽家に使いたくはないのですが、この15歳のワルジナを天才と呼ぶにやぶさかではありません。…この後、はっきりしているところでは、エルシンタ録音のソロ名義 LP “Walang Kekek (1967)” まで、録音は確認できませんが、再び 1965年に Radio Indonesia (インドネシア国営放送)のクロンチョン・コンテストで優勝していますから、もしかしたら国営レーベルであるところのロカナンタからの 10インチLP、>こちら”TJEMPAKA PUTH” が、2作目のレコーディングでしょうか? なんだか、はっきりしないので、モヤモヤしますが…。
なお、ワルジナさんの生年に関して、1945年説と1943年説があることは記しておきます(1943年がたぶん正しいと思いますが、Wik では45年になっていますが…)。
1 Kembang Katjang / WALDJINAH 11:18
2 Resepsj / S. BEKTI 3:52
3 Tetesing Waspa / WALDJINAH 3:48
4 Putra Nuswantara / S. HARTI 4:08