2013年の歌詞&写真集 BOOKタイプの復刻盤で再入荷しています。
1953年テッサロニキの北東の街、セレス生まれのヴーラ・サヴィディ、1973年ハタチのソロ・デビュー作ですね。この、濁ったようなディープな声、とっても二十歳とは思えませんが、実際ハタチの録音です。
マルコス、ヤニス、ヴァシリス、プロドロモスら、レベーティカの巨人たちの曲を歌い綴っています。アレンジ、プロデュース、コンダクターを「日曜はダメよ」で北米アカデミー賞を受け、世界的に知られることになった作曲家、マノス・ハジダキスがつとめています。ブズーキやバグラマーといった弦だけではなく、ピアノ、コントラバス、オルガンやチューバまで聞こえる凝った伴奏ですね。ということで、鳴り物入りの出世作でした。その後、ヴーラ・サヴィディは2015年までに5作のアルバムを残しています。そののち、今のところ新作はありませんが、今もステージに立つことはやめていないようです。同じ声で歌っていると思います。
勿論、ジャケの絵柄はその昔、アテネの外港、ピレウスの悪所で客を引く娼婦の図、ということで、虚ろな眼差しの呆けた表情そのまま、心そこにあらず、絶望の向こう側に響くハタチの歌声、とでも?
1 Ο Μαχαλόμαγκας – Vasílis Tsitsánis
2 Μου Λένε Πως Μου Φαίνεται – Vangélis Papázoglou
3 Τι Θες Μ’ Εμέ Να Μπλέξεις – Stélios Keromýtis
4 Καλογεράκι – Yánnis Papaïoánnou
5 Ξανθιά Μικρούλα – Márkos Vamvakáris
6 Εγώ Πονώ Εσύ Γελάς – Kóstas Kaplánis
7 Όταν Δω Τα Δυο Σου Μάτια – Yánnis Papaïoánnou
8 Το Πικραμένο Αγόρι – Vasílis Tsitsánis, Pródromos Tsaousákis
9 Σε Πήραν Απ’ Τα Χέρια Μου – Vasílis Tsitsánis, Yánnis Kyriazís
10 Όλοι Οι Ρεμπέτες Του Ντουνιά – Márkos Vamvakáris
11 Ρίξε Τσιγγάνα Τα Χαρτιά – Márkos Vamvakáris
12 Χαράματα Η Ώρα Τρείς – Márkos Vamvakáris
13 Όταν Συμβεί Στα Πέριξ – Vasílis Tsitsánis