★SHASHMACOMS,
Acient Music Of Central Asia
これは凄い!ウズベキスタンの古典音楽 “シャシュマコーム(ペルシア語に由来し”6つのマカーム=旋法”を意味する)”のインスト・ナンバーを5曲収録したCD。先だっての当店引っ越しの際に、謎のオレンジ色のトランクの中に発見されたCDストックの1枚です(?って、言われてもねえ…)。ジャケ写にある通り、大小ドゥタール、ディルラボー、ドンブラといった弦楽器アンサンブルを中心に、縦笛のネイや擦弦のギジャック、タンバリン状のドイラ、そしてバチで叩く打楽器ノゴラ等による演奏と思われます。元来、古いスーフィー詩を詠唱する際に、バックで奏でられる音楽として6つの旋法からなる演奏体系を組み上げたシャシュマコームですが、こちらはそのバッキングが独立した体のインストゥルメンタル音楽、〜淡々とした実に憂愁漂う素晴らしい演奏を聞かせています(数に限りあり)。イランやアラブのインスト音楽と違うところは、ソロの即興プレイをあまり重視しないところで、それぞれの弦や打、そして笛が、ツヅラ織りを想わせるような優雅に波うつ演奏を織りなして行くところが聞き所でしょうか?で、よくわかりませんが、00年代の録音なんでしょうか?
1 Nasrulloy (Fergano – Tashkentskiy region)
2 Chuli Irok (Drevnyaya vochstochnaya melodiya)
3 Muhammad Segoh (Buharskiy region)
4 Mushkiloti Dugoh (Fergano -Tashkentskiy region)
5 Mushkiloti Segoh (Fergano -Tashkentskiy region)