V.A. / BALI 1928 vol.5 -Vocal Music In Dance Dramas: Janger, Arja, Topeng & Cepung From Kedaton, Abian Timbul, Sesetan, Belaluan, Kaliungu & Lombok 

1928年のバリの音を伝える貴重盤復刻シリーズ第5弾。舞踏劇の中に登場する歌曲から沸き起こる、当時の人々の生き生きとした創造性がここに蘇る!

●発売以来、ロングセラーを続けている『バリ島に於ける1928年録音』シリーズ。vol.1では現在のガムランの花形ゴン・クビャールの初期録音、vol.2ではガムランの影でなかなかスポットの当たることの無かったバリのヴォーカル・ミュージックに焦点を絞り、Vol.3ではバリの伝説的マスター・コンポーザー、ワヤン・ロットリングを軸に、20世紀初頭のガムランの源流を辿り、そしてVOL.4ではバリ島の祭礼、儀式で演奏される音楽にフォーカス。今からおよそ90年前という超貴重な当時の音、詳細なテキストによる解説、そしてこちらも貴重な当時の様子を映し出した写真という充実した内容で、毎回大きな反響を呼ぶ人気シリーズとなりました。
●シリーズ最終章、第5弾となる本作には、20世紀に入って新たにうまれた3つの舞踊劇と、ロンボック島のササック族版チャカプン(パフォーマンス)であるチュプンを収録。「マレーの歌芝居」ジャンゲル、様々な歌を使用しキャラクターによっては即興で詩を紡ぎつつ物語を進める歌芝居アルジャ。人々の楽しみの為に生まれたこの2つの舞踊劇と、儀礼には欠かせない存在の仮面舞踊劇トペンに生みだされた新形態、そして酒を飲みかわす雰囲気すらただようケチャのような口ガムラン、チュプン。20世紀初頭のバリ音楽の生き生きとした当時の創造性を切り出した奇跡的とも言える録音集。
●もちろん今回もブックレットとエンハンスド仕様のPDFファイルで、綿密な調査・研究に基づいた膨大なテキスト資料&用語集(英語)、そして当時の様子をとらえた貴重な写真の数々を余すところなく収録。国内盤にはブックレットの完全日本語訳とそれを補完するための日本語によるオリジナル解説も収録。他の作品では味うことのできない、よりディープなインドネシア~バリ音楽の世界に浸れる作品となっています。

※マスター音源に起因するノイズが聴かれます。古い音源のため予めご了承ください。

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