トリオ・マタモロスと共に歴史的にも有名なキューバのトリオ・グループ、トリオ・セルバンド・ディアス。1937年に、リーダーでトップ・ヴォイスのセルバンド・ディエス、第一ギターで第3声のオティリオ・ポルタル、セカンド・ヴォイスでマラカスのクソ・メンドーサ(後に、マリオ・レシオに交代)の3人によって結成され、キューバ国内はもとより全ラテン・アメリカで人気を博し、ニューヨークでも活動しました。
録音もRCAビクターから、パナルト、マイペ、ヘマなどに、多くのレーベルに沢山残しました。本アルバムは、キューバのパナルト・レーベルからSP盤で発売されていた録音から選曲して初めて(1957年)LPとして発売された『レクエルド・トロピカル』(Panart LP-2011) の全12曲に、アドルフォ・サラス作のボレロ「エスキネーラ」とラモン・カブレーラ作のグアラーチャ「アブサドーラ」の2曲を追加したリイシュー盤。セルバンド・ディエスのコクのある歌と美しいハーモニーも魅力ですが、やはりキューバのトリオだけあり、他国のトリオよりも、よりリズム~ノリが魅力です。オルガンを用いた楽曲も楽しいですね。
盤起こし?思われ、若干の音擦れなどありますが、音質はまずまず良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色CDが封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. La Espinita (Bolero Son) Songwriter: Ñico Jiménez
2. Recuerdo Tropical (Guajira) Songwriter: Jorge Bribiesca
3. Cambiaron a Jorge (Guaracha) Songwriter: Ñico Saquito
4. Besos Salvajes (Bolero) Songwriter: Fontanal, Fombona
5. Eso No Va Conmigo (Guaracha) Songwriter: José Slater Bandan
6. Mi Chiquita Hermosa (Bolero Son) Songwriter: Angel Alday
7. Mi Amor Sincero (Bolero) Songwriter: Mario Recio
8. Tú No Eres Mala (Bolero) Songwriter: José A. Pinaros
9. El Mochilón (Porro) Songwriter: José Barros
10. El Organo Me Tiene Loco (Guaracha) Songwriter: Eduardo Saborit
11. Caminito del Abismo (Bolero) Songwriter: Luis Marquetti
12. Resuelva Mi Problema (Guaracha) Songwriter: María Hermida
13. Esquinera (Bolero) Songwriter: Adolfo Salas
14. Abusadora (Guaracha) Songwriter: Ramón Cabrera