トニー・アレンとヒュー・マセケラが2010年に録っていたという未発表録音。その2010年にヒュー・マセケラが亡くなってしまったので、ベーシック・トラックのみ完成したものの、オーヴァーダビングする機会を得ないままお蔵入りになっていたそう。去年、そのままにしておくのはもったいないと、ワールド・サーキットのニック・ゴールド&トニー・アレンによりオーヴァーダビングが再開され、ロンドン・ジャズ・シーンの腕利き達を集めて完成するも、発売からひと月後には、トニー・アレンが逝ってしまったのでした。期せずして、アフリカを代表する二人の音楽家の遺作となってしまった本作、フリューゲルホーンとドラムスとその声が、淡々といつもの二人のテンションのまま交わりながら、どこかしら相乗効果を生んでいるんでしょうか?ナイジェリア+南アのヴァイヴが溶かし込まれた、実にクールでカッコイイ、今までに聴いたことのないようなアフロJAZZを生み出しています。なんと言うべきか、合掌、惜しい二人を亡くしたと、今更ながら、言いたくなります。>★無断リンク陳謝&感謝!
1 Robbers Thugs & Muggers (O’Galajani) 4:35
2 Agbada Bougou 5:26
3 Coconut Jam 3:31
4 Never (Lagos Never Gonna Be The Same) 3:53
5 Slow Bones 5:49
6 Jabulani (Rejoice, Here Comes Tony) 5:41
7 Obama Shuffle Strut Blues 4:40
8 We’ve Landed 4:38
Producer – Hugh Masekela, Nick Gold, Tony Allen
all tracks written by Hugh Masekela, Tony Allen
Flugelhorn, Vocal – Hugh Masekela
Drums, Percussion, vocal – Tony Allen
Tenor Saxophone – Steve Williamson
Bass – Mutale Chash, Tom Herbert
Keyboards – Elliot Galvin, Joe Armon-Jones
Percussion – Lekan Babalola
Vibraphone – Lewis Wright