オーケストラを携えた輪舞曲集の傑作アルバム「O Sorriso da Manu」から一転、せめぎ合うジャズの風景がここにはあります。参加作品を数えると100は優に超えるブラジリアン・アコーディオンのトップ・プレイヤー、トニーニョ・フェハグッチの最新作はクインテート編成によるインスト・ジャズ・アルバム。旧東側ヨーロッパを彷彿とさせるフレーズの応酬となっている冒頭”Com a Búlgara atrás da orelha”から、ECMをはじめとするコンテンポラリー・ジャズへのオマージュとなっているその名もm-2″Egberto”、アルバム・タイトルとなっている”A gata café (猫のコーヒー)”m-5は、ゆったりしたワルツ。m-7″Nem sol, nem lua”のように、既存の楽曲に新しいアプローチを施したものもありますが、10曲中 の7曲が書き下ろしの新曲。マルシャにサンバ・ジャズに、快速で飛ばす華麗な運指と蛇腹捌きを堪能することができます。カッシオ・フェヘイラ(ss, as, ts)、クレベール・アルメイダ(drs)、チアゴ・ド・エスプリト・サント(eb)、ヴィニシウス・ゴメス(g, eg) 〜サプライヤーインフォより