TIN TIN MYA / TAN BHUDDAY

ミャンマー、ヴェテラン女性歌手、ティンティンミャの仏教歌謡名盤!けれども聞きようによっては、なんだか、北米ジャズが行き着いた先のフリーフォームでインプロヴァイズなピアノ奏法を駆使するかのようなセクステット・スタイル?(〜ピアノ&パッワイン&フネー&ベース&エレキギター&パーカッション)を連想させるような、せわしないバッキングが、まずイカしていますねえ。そこんとこに、これまでミャンマー系女性ヴォーカルではあまり聴いたことのないような落ち着き払ったジャジーなムードさえ漂うアルト・ヴォイスが悠々と響き渡ります。それは仏教歌謡として、慈愛を醸すというよりも、諦観を目指しているかのような歌い口?で、どこか蓮の花にさす紅ように、ほんのりと上品な色香さえ漂っています。

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