完全に見逃していました。で、相変わらず高いんですが…、アルジェリア南部のオアシスの町、タマンラセットから登場したバンド、ティクバウィンの最近作初入荷です。デビュー作は16年のアルジェリア盤（＞ウアムリアさん買付にて入荷済み、グループ名の綴りも変わってますけど…）。
グループ名はアルジェリアのベルベル料理の名、なのか？タマンラセット近辺にあるサハラ砂漠の巨岩群に由来するのか？ま、どっちでもイイような気もしますが、ともあれ、タマシェク語で歌うトゥアレグ系デザート・ブルース・バンド（初作はアラビア語で歌っていました）、ということになります。イキのイイ砂漠のブルースをまだまだ聞きたい！という向きには是非オススメしたいバンドです。
まず、アレンジがスッキリしていて、全体に前傾タイト、しかもバランス良し、エッジ加減もちょうどイイ、ボトムの重しも効いていて座りもイイ…って、つまりバンドがイイってことですが、加えて、ビョオ〜と吹く砂漠の風、乾き切った空気感、渇きみたいなものは、そこそこ、あまり感じさせない代わりに、オアシスに暮らす安定感、旅からの帰還を感じさせるところがイイ？？
って、何が言いたいのかというと、うっすらとある “歌謡” の感覚、あるいは、そこはかとなくも、マリ〜ニジェール側とはまた一味違うベルベル音楽の感覚もある、といったところが聞きどころかと思うんですが…で、その辺、アラビア語圏アルジェリアから登場した砂漠のブルース、という感じがして、当方としては気に入っているんですけど、いかがなものでしょうか？

＞こちらで紹介されています（無断リンク陳謝＆感謝）！

01 Tiniri
02 Mazwan
03 Aksanagh Tarha
04 Aytma
05 Ana Sahraoui
06 Tarha
07 Elalem
08 Amassakoul
09 Inazdjamdich
10 Dounia Wassl
11 Amidinin
12 Irilan Aman