THAMIRES TANNOUS / CANTO CORRENTEZA

当店的に久々、素晴らしい!と感じたブラジル若手女性歌手の最近作〜ボリビアとの国境地帯、マトグロッソ州出身、レバノン系出自を持つタミリス嬢、アフロサンバ、ノルデスチ、カボクロ、あるいは、チャカレーラやヴァルス等の多彩なリズム感を曲ごとに溶かし込んだ流麗なバックも見事ですが、風薫るような旋律をたどるその歌声の瑞々しさ、格別です!

ブラジル南東部カンポ・グランヂ(マトグロッソ・ド・スル州)出身の女性シンガー・ソングライター – タミリス・タヌースが、自身のルーツを振り返りながら甘美に完成されたコンテンポラリー・ブラジル音楽を展開するセカンド・アルバム。
思春期に住んでいたパンタナールの大湿原と野生動物、 15年間住み続けた大都市圏サンパウロ、そして祖父母から受け継ぐレバノンの系譜。そこに東ヨーロッパの地中海に沿って行われたツアーでの活きた経験を加えて、本作は誕生しました。ダンチ・オゼッチが手がけた前作から、今作ではタミーレスの公私に渡るパートナーとなったノーヴォス・コンポジトーレス界隈で活躍するギター奏者のミッヒ・フジチュカが制作。地中海の穏やかな風景が目蓋に浮かぶようにエレガントな空気が流れ出すm-1″Canto-Correnza”には、アルバム「Chamber Music」が話題となったフランスのチェロ奏者ヴァンサン・セガールが参加。コンスエロ・ヂ・パウラと共作したm-2″Serena”ではダルブッカなどのアラブ・ルーツの打楽器も登場し、アフロ・ブラジル文化のマクンバのリズムを現代的に拓いたm-4″Levita”に、ゲストvoシコ・セーザルに再びヴァンサン・セガールのチェロが映えるm-5″Caipora” 、もじった曲名通りにカリンボーの空気を取り入れたm-6″Catimbó”、アクシオリー・ネトのバイーアォンをべべ・クラメール(acc)と共にアルゼンチンのチャカレーラにリノベイトしたm-7″Espumas Ao Vento”、山深くの流れる川の豊潤な様子を思わせるm-8″Desaviso”…多様性に富んだ楽曲が並びます。オーストリア出身ミッヒ・フジチュカの洗練されたギターの音使いと深みを携えたタミリスの唄声が短調のメランコリアから、アフロ・ルーツの解放感まで甘美に彩るハイ・クオリティな一枚。
〜以上、サプライヤーインフォより

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