★マダガスカル:タンガ~受け継がれていくもの
国内リリース!「チベット」「フィリピン」「モーリタニア」などと続いた仏 BUDA レーベル の “MUSIQUE DU MONDE” シリーズ中、ジャケ写&デザインから一目でそれとわかる >ALTAMIRA 制作の近年のフィールドレコーディング新譜となります。今回はマダガスカルの高地地方、農業を営む傍ら、家族(一族)で素晴らしいポリフォニーコーラスと弦楽器アンサンブル(ギター、カボシー、カララカ、バシスタ、ハーモニカ…)のハイスピード・ダンス音楽を演奏するTANGA 〜 “タンガ・ファミリー” の自作自演集。早い早い!ディジブック装。仏英語カラーブック24 頁(サプライヤーインフォより)
いやいや、久しぶりのマダガスカル!という気がします。2010年頃の現地フィールド・レコーディングになるらしいんですが、タンガ・ファミリー素晴らし!こういう、自然現象のようなPOP、やっぱりグッと来ますね(POPで自然、というのはどういう意味なのか?私もわかりませんが、そういう風に言いたくなるよーなものがあります、このフィールド・レコーディング)!何しろ、おしゃれ、みんなオシャレ!ダンスから服装から仕草から、牛でさえお洒落!こういう生活が語るお洒落の真実、そして人生の真実、わかるかなあ??って、自分も良くわかりませんが(…)。
1. AVY AGNAY 私たちはここにいる / 2. BABA O NENY O 父よ、母よ / 3. MIHENY KINEGNA 覚悟しておけ / 5. VOROMPOTSY 子供の栄養 / 6. FINAINANA IZANY それが人生 / 7. ISANDRA イサンドラ / 8. SAROTRA NY FIAINANA 人生は困難に満ちている / 9. DORO TANETY 山火事/ 10. KALONY 見回り / 11. LASA IZY 彼は行ってしまった / 12. SOKINANAY VAHINY 幸運な客 / 13. TSARA MANDRY おやすみ
▽こんなに素晴らしい映像があるなら、DVDも付けて欲しかった?
マダガスカルの南の高地に住む、ベツィレウ人のタンガ一家による演奏+その生活を伝えるフィールド・レコーディング集。”セブ湖の11楽姉”、 “チベット~望郷のうた”に続く名シリーズの続編!
●フランスはサン・ドニに拠点を置くNGO団体「アルタミラ」(民族文化の維持、発展に重点をおいて東南アジアやアフリカの民族の活動を支援する団体)は90年代よりフィリピン、チベット、モーリタニアなどに住む少数民族を中心としたコンセプチュアルなフィールド・レコーディングものをリリースしてきました。楽器の演奏だけではなく、その演奏者たちが住む場所の生活音も入ります。例えば、朝に啼くニワトリの声までアルバムに取り込み、より一層現場の臨場感を引き出し、シネマティックなトリップ感とともに、まだ見ぬ世界を想像させてくれる、天然のアンビエントとしても、またワールドミュージックの新しい愉しみ方としても提案してきました。ブックレットの美しい写真もまた毎回素晴らしいクオリティです。
●今作の現場はアフリカ大陸の東、インド洋上に浮かぶ島、マダガスカルです。様々な意味でユニークな土壌で今まで多くの音楽が紹介されてきました。そんなマダガスカルの南の高地の開拓者のタンガ一家の音楽演奏と環境を伝えるのがこの盤です。マダガスカルの四角ギター、カボシや小型弦楽器のカララカ、巨大なアコースティック・ベースのバシスタやハーモニカ、メロディカらによるアンサンブルに、陽気な歌声が絡む。その上に、料理の音や子どもの会話などの音響的でシネマティックな仕掛けが施されています。
●彼らの音楽は、キドドという伝統的なダンス音楽とザフィンドラオナという合唱曲です。前者は、スピード感あるつんのめるようなアンサンブルに、ストレートな発声法の男女のヴォーカルが盛り上げていきます。特に裏声を駆使した女性が強烈!後者は「マダガスカルのゴスペル」とも言われているそうで、複数人で合唱して盛り上げるわけですが、そのそれぞれ個性的な声はそのまま、ポリフォニーで盛り上がります。南アのゴスペルをもっと素朴にし、つんのめるビート感でもっとワイルドにしたような音楽、といば伝わるでしょうか。それぞれに、心躍る音楽です。
●録音と英仏テキストはこのシリーズの中心人物で、アンビエント作家でもあるボリス・ルロン。日本語解説は大石始氏が担当しています。(メーカーインフォより)