出ました!マンデPOP黄金の70年代を地で行くニジェールの人気グループ、タル・ナショナルの欧州リリース2作目です。>前作は、最貧国の一つ、ニジェールのオンボロ録音スタジオでの苦労が実り(75%のスタジオ機材がブッ壊れていたそーですが、北米シカゴからエンジニアを招聘、機材修復しつつの一発録り)、大きな話題を呼びましたが、流石です。この2作目、全然変わってませ〜ん。ミキシングはシカゴですが録音はニジェール現地録音(少しはスタジオもよくなったのか?)、週5日5時間のライヴ・ツアーをこなすという総勢13人(うちレギュラー6人)のメンバー、国外での成功なんて何にも意識していませんな(そうあるべき?これからのアフリカ)。この圧倒的な人力グルーヴ、結成15年のライヴ活動の成果が実っていると言うべきでしょう。往年の西アフリカ生音ギターバンド・スタイルの前傾ハチロク・ビートに乗せ、ヴァイタルな歌声、ポリリズミックなギタープレイが楽しめます。カッコイイ!しかも、ギターの音、ヴォイスの録り方が非常に立体的、艷やかでさえあるその音質の良さは何故(70年代アナログ機材のスタジオゆえ)?