1930年生まれ、67年にステージ上で射殺されてしまったというスラポン・ソンバッチャルンのベスト・コレクションです 。亡くなるまで初期ルークトゥンのトップ歌手として君臨したスラポンですが、まあ、マレイシアで言えばPラムリー、カンボジアで言えばシン・シサモット、日本で言えば三橋三智也&春日八郎?にも並ぶような、タイを代表する歌手だったんだと思います。チャチャチ …
続きを読む1930年生まれ、67年にステージ上で射殺されてしまったというスラポン・ソンバッチャルンのベスト・コレクションです 。亡くなるまで初期ルークトゥンのトップ歌手として君臨したスラポンですが、まあ、マレイシアで言えばPラムリー、カンボジアで言えばシン・シサモット、日本で言えば三橋三智也&春日八郎?にも並ぶような、タイを代表する歌手だったんだと思います。チャチャチ …
続きを読むスラポンと同世代、60年代から活躍するルークトゥンのイノヴェイターにして国民的人気男性歌手、チャーイ・ムアンシン!1970年代に自らのヒット曲を再演したLPアルバム群からセレクトされた30曲入り2CDベスト、ということですが…。“タイのアラン・ドロン”という話も伺っていますが、当店的には“タイの小林旭”じゃないかと…、というようなこと …
続きを読む既にタイPOP好きの方々の間では評判の高いアルバム、なるほど、なかなかしっとりPOPでソフトで演歌な若手女性のルークトゥンじゃないですか、イン・ティティカーン!たたずまいは、ややおミズっぽいわけですが、歌は切なくてケナゲ!すべてスロー、ミディアム・スローな曲調において、ひたすら切々としたメリスマを重ね、落ち着いた丁寧な歌い口を聞かせてくれます。決して力まない …
続きを読む伝説的なタイ歌謡男性歌手、阿片中毒で亡くなってしまうという豪快ハズレもの人生を送った初期ルークトゥン歌手(自作自演)カムロン・サブンナーノンの60年代録音となります(しかし、そのものズバリのジャケット!?)体制批判からガンジャに溺れる男の歌まで、悲哀と反骨に満ちたダメな男のブルース、ということになるでしょうか?が、ほぼ牧歌調、当時ならではのユル〜い田舎歌です …
続きを読む近年もルークトゥン〜モーラムPOP系人気ヴェテランとして今もって活躍している男性歌手~“タイのウィルソン・ピケット”こと(全然シャウトしませんが…、)ダーオ・バンドンの1970年代ヒット・コレクションCD第1集です(ファーストLPとセカンドLPからの選曲中心だそうです~60年代はシングル盤録音のみだったようですが…)!ケーン、もしくは …
続きを読む前作も前々作も、ちょびっとは入荷していたんですが、この09年作はド~ンとオススメしなければ、ということで、こりゃ~話題になるだけのことはあります。現行の都会派ルークトゥン若手人気女性歌手、ターイ・オラタイによる初のモーラム・アルバムです!タイ北東部カントリーサイドの詠唱POP〜モーラムの様式性を踏襲しつつも、が、しかしキュート&スウィート!それでもってなかな …
続きを読む2012年作です。ルークトゥン過去ヒットのカヴァー集ということですが、で、変わらず、ややおミズっぽい雰囲気のジャケですが、歌えば、やっぱりスゴイですねえ、イン・ティティカーン。発声の瑞々しさ、コブシ使いの微妙な呼吸は、あまたのルークトゥン歌手の中でもトップ・クラス、タイプは異なりますが、ラチャノック・シーローパンあたりと競うんじゃないでしょうか?その華やかな …
続きを読む2011年、5年ぶりのセカンド・アルバムをリリースし、現地もしくは日本のオヤジを興奮させたタイ / ルークトゥンの実力派女性歌手、ラチャノック・シーローパンのサード・アルバム2012年作が届いています!にしても、ラチャノックはもちろん、バッキング、アレンジ含めて、上手い!としか言いようがありませんね。ドラマティックでありながらも、抑制の効いた歌い口、斬新であ …
続きを読む1950年代に入ると、タイ大衆音楽には、バンコクの都会派歌謡“ルーククルン”と、農村出身者の歌“ルークトゥン”というジャンル分けが生じましたが、このスラポン・ソムバットチャルーンは後者の大スター、タイ北東部のモーラム歌謡や日本の演歌、ラテン音楽やP・ラムリーに影響され、自らのスタイルを作り上げました。実際、60年代のLP復刻である本盤には、日本歌謡「りんごの …
続きを読むルークトゥンならこの人!本命の大スター、ターイ・オラタイ嬢~13年の新作が届いています。題名通り、07年の同タイトル5作目の続編ということになるんでしょうか。名も無き愛の花言葉シリーズ~癒しのルークトゥン・ヒット・カヴァー集第2弾ということになります。が、それはさておき、一体誰の曲をカヴァーしているのかもわからない身の上なので、もうイメージだけで語りますが、 …
続きを読むラチャノック・シーローパン~いろいろなところで話題を呼んでいるマレイ風ルークトゥンがやはり聞きものですが、凝ったアレンジを聞かせる生音バッキングの工夫もあいまって、聴き応えあるルークトゥン・アルバムになっています。全体として漂う南部タイに息づく多彩な音感が奥行きある情緒を醸し、そこはかとないエキゾティシズムを漂わせます。それに、なんと言っても歌がうまい。ちょ …
続きを読む後年、何回かリメイクすることになるダーオ・バンドンの大ヒットとなった冒頭曲はじめ、70年代後半~80年代初め頃のルークトゥン系バラード&ミディアム・トラック等、ダーオ自身の歌唱による7曲ほか、その7曲を他の男女歌手がカヴァーしたトラックなど、全14曲のダーオ・バンドン関連曲のオムニバスとなります。ま、何にしろ冒頭曲ほかのダーオによる鄙びたイサーン調演歌、イイ …
続きを読む既にタイPOP好きの方々の間では評判の高いアルバム、なるほど、なかなかしっとりPOPでたおやかな若手女性のルークトゥンじゃないですか、アーン・ザ・スター!~イン・ティティカーン嬢に較べると、やや洗練されたバッキングにおいて演歌度は減じますが、実に健全な歌謡曲であることは確か。今や日本じゃこのクォリティーは望むべくもありませんね…。やはりすべてスロ …
続きを読む今年の冬は長かった…、が、このターイ・オラタイのアルバムを聴けば、そこには春がやって来ること請け合います。ルークトゥン若手人気女性歌手、ターイ・オラタイ2012年新作です。~にしてもいいジャケですねえ…。野っ原に坐って、ちっこい白い花を手にとって見てるだけですが、このシンプルさ、なかなか得難い意匠だと思います。~というわけで、09年作 …
続きを読むバラード&ミディアム取り混ぜて、ロック調のキーボード&ギター・バンドを率いルークトゥンする、ヌイ・スウィナー姐さん3作目の新録ですよ。洗いざらしコットンの肌触り演歌とでも言いますか、そのキャラの立ち具合は、この新作でも大いに発揮されています。
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