SOLOMANE DOUMBIA / SEGOU TO LAGOS

>こちらで、紹介されていた作ですね(無断リンク陳謝&感謝)!
なるほどですねえ…、当然、ジャケのサックスぶらさげてトランペット吹いてる人のアルバムかと思っちゃいましたが、違うんですねえ、たまたま通りがかった人みたいに胸から上、ジャケの下の方にいる人が、ソロマン・ドゥンビアその人なんですね。
大きくあしらわれているのはレイル・バンドを創立したティジャニ・コネ (1926-2001) ということで、乞食王子そのもの?だったサリフを見出しレイル・バンドで歌わせて、デビューさせたその人だそうです。そのティジャニ・コネへのトリビュート・アルバムということになるんでしょう。
アルバムの主、ソロマン・ドゥンビアは、サリフ・ケイタの元で長年パーカッションを務めた人、アンバサデュール時代から、ソロとなり世界的な活躍をしたサリフ・ケイタの傍らにいつもいた人だそうです。それにしてはジャケの小さな写真は若いんじゃないかと、思いましたが、そう、全体にマンデ音楽の往時を再現するような仕上がりになっている本作、昔の写真を使っている、ということでしょう。
タイトルは『セグーからレゴスへ』、さぞかしマンディングっぽいアフロビートとか演っているんだろうなあ、と思っていましたが、アフロビート風は1曲のみ、全体に、なんだか懐かしいような(今どきなかなか聞けない?)、弦楽器ンゴニの音色が常に聞こえる充実マンデPOPアルバムに仕上がっています。そして、実に、そこんところが、嬉しい!アルバムなのでした。

1. Baga Kanjo
2. Diarabi
3. Ségou to Lagos
4. Kele
5. Farafina
6. Nekela
7. Muso
8. Lamini

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