追悼 2023/11/20
〜45歳の若さで亡くなってしまったとのことです。
リスボンで生まれ育ったカボヴェルデ系ポルトガル女性SSW、>サラ・タヴァレス8年ぶりの新作!まったく衒いも屈託もなく、カボ・ヴェルデの島唄を軸にブラジルやカリブのフィールも息づく、のびのびと爽やかなサウダーデを生み出していた以前のサラ・タヴァレスに較べると、これはいったいどうしたことか?
少しばかり枯れた風合いの歌い口、サウダーデを漏れ聞くことは可能ながら、哀感の陰に悲痛や苦渋といったものさえ感じさせる歌声のあり方、打ち込みも交えた凝ったアレンジから漂う屈折した感情〜というのは少々言い過ぎかも知れませんが、そんな印象が節々に滲むその音楽性、あるいはそのクリップ映像。
なるほど、皆さん仰せの通り、この8年の間に、死を覚悟せざるを得ない病から生還したことがその音楽性に反映されている、という感じは伝わって来るような気がします…。
それにこの8年間、病いと戦っていたサラ・タヴァレスをよそに、世界で何かイイことがあっただろうか? と問いかけてみたくもあり…周りを見渡してみても、実に心許ないもので、音楽というものが、必ずしも人生とか世界とかの映し鏡たるべき、とは思っていませんけど、このサラ・タヴァレスの8年ぶりの作、屈託なくカボ・ヴェルデの島唄を爽やかに聞かせてくれた以前の彼女に比べて、いっそう奥行きや陰影のある魅力に魅せられてしまう、ということはあります。どうでしょう?
>★(陳謝&感謝!)
>★(陳謝&感謝!)
1 Intro – Onda De Som
2 So Sabi
3 Ginga
4 Coisas Bunitas
5 Filingadu
6 Brincar De Casamento
7 Ter Peito E Espaço
8 Txom Bom
9 Fitxadu
10 Para Sempre Amor
11 Flutuar
12 Coisas Bunitas (iZem & Karlos Rotsen Remix)