1961年オグン州（レゴス州の北）生まれのヨルバ系ムスリム女性〜1976年にソロ・アルバムをリリースしましたが、それは５０年代から派生した都市の打楽器音楽”ＷＡＫＡ”の次代を継ぐ女性歌手としてのデビューでした（ワカは女性に特化した都市音楽です）。で、ワカというと女性版ＦＵＪＩという略式理解が浸透したこともあったようですが、ま、フジが７０年代に派生した音楽であることに較べると、５０年代から続くワカはそのスタートにおいては女性版アパラと理解した方が遠からずだと思います。でも、デビュー時は確かにアパラ的要素が濃かった（とされる）サラワ・アベニのワカですが、この１９９１年の作では既にフジ色が濃く、その辺、今のワカは音楽のカタチとしては女性版フジと考えてもイイような気がします。そういう方向性はこのサラワ姐さんが切り開いたもの、と考えてもイイでしょうね（ほか見あたらないですし）。というか、バックはコリントン・アインラの楽団のハズだし…、

Her Waka Modernizers★Experience (Algbada ALAD 05) 1991
[A] Ile To Jona / Mo Gboju Soke / Mo Lo S’Agbo Salawa
[B] B’Eraye Ke Sa F’Aye / Alhaji Sefu Saka Arikose / Late Alidu / Ologbon L’Oga Mugun / Mo Mbo Lona Eko