ルンバとバタ(サンテリーアで使用するタイコ)というキューバのアフロ系ルーツを代表する2つのジャンルを組み合わせ、1996年カマグエイで結成されたというヴォーカル&パーカッション・グループのセカンド。前作はマノリート・シモネーがプロデュース、溌剌としたアンサンブルと一工夫ありのアレンジが印象的でしたが、今作は、そんな前作からのイメージを残しつつも、よりパーカッシヴ、アンサンブルがタイトでシャープアンサンブルが、一層のグルーヴを感じさせます。基本、グアグアンコーが大半を占めますが、フラメンコのホンドなヴォーカルをフィーチャーしたルンバ・フラメンカ曲やラップをフィーチャーした曲、ソンやラテン・ジャズ、サンバの要素を入れ込んだものなど、相変わらずアイデアは豊富、柔軟さもキープしています。