キューバのサンティアーゴ・デ・クーバ出身(1929年生まれ)で、その後ニューヨークに渡り、サルサの時代まで第一線で活躍した、ニューヨーク・ラテンの生き証人的キューバ人大歌手ルディ・カルサド。メキシコのオルフェオンから、1978年にリリースされたLP(12-1075)のストレート・リイシューCD-Rです。
メキシコでの録音で、バックを務めるのはトランペット奏者でもあるメキシコのレオ・ソルシア指揮によるオルケスタ・イファというこですが、これがマンボ全盛期をも彷彿させるようなビッグバンド・ラテン・サウンドで、素晴らしい出来映えとなっています。ミュージシャン・クレジットがないのは残念ですが、後にルディ・カルサドも名を連ねた、90年代のマリオ・バウサをリーダーとするアフロキューバン・ジャズ・オーケストラに通じるような厚みのあるサウンド。スマートな歌声で自作曲を主体に、ボレロもしっかり聴かせてくれています。
CD-Rですが、音質は概ね良好です。(サプライヤーインフォより)