Arrangements & Musical Direction by Carlos Franzetti
もう随分前から(パナマの観光大臣をルベンが務める前から)企画があったそーで(盟友のプロデューサー兼アレンジャー、カルロス・フランセッティとの約束)、なんだかんだで忙しくて今になってしまった、というこのタンゴ・アルバム〜ルベン自らの手になる往年の名曲の数々を中心に(Wコローンとの、『シエンブラ』や『マエストロ・ビーダ』の収録曲も含みます)、全てタンゴ化セルフカヴァーして歌うそのココロとは?ま、謎ですが、前作で故チェオ御大を迎えて名作ボレーロ・アルバムを生み出したルベンのこと、で、タンゴに続いてダンソンとかハバネラあたりまでやってくれたら、なんだか納得するものも感じられますが…。が、常ならぬヴィンテージ・アルゼンチン・タンゴの歌い口もなかなか堂に入っています。役者やったり大臣やったり、タンゴ歌ったり、老いてなおマルチ?とでも言うべきでしょうか。ま、それも “ラテン”の心があってこそ。