レネ・アルバレスといえば、アルセニオ・ロドリーゲス、フェリクス・チャポティーン、メロディアス・デル・40など名門バンドを渡り歩き、そのキューバ臭濃い歌い口で、歴史に名を残す名歌手。これまで自身の録音は、アルセニオ系のトランペットを配したコンフントをバックにしたものが復刻されていましたが、本作は、チャランガ編成(ヴァイオリン数丁とフルートが入った編成)での自身のバンドを率い、1950年代後半にキューバのインディ-・レーベル、コロナ(CORONA)に残したウルトラ・レアな『Sonando en la playa』(CLP-105)の全曲を復刻(曲順が違っています)したCD-Rです。
アフロ色濃厚なベンベのリズムを使用したオープニング・ナンバー、続く軽快なグアラーチャ、チャランガながらずっしりしたグルーヴを聞かせるソン・モントゥーノから、サボールいっぱいなボレロ、その他にもチャ・チャ・チャ、ダンソーンから、当時流行していたグアパチャまで多彩。珍しいところではタンゴも一曲披露しています。ただ、どんな曲でも根底に流れるのは、キューバに独特な粘っこいリズム感とレネ・アルバレスの歌い口です。
盤起こしと思われますが、盤に起因する歪みが多少聞かれます。その他にノイズもほぼ聞かれず、音質もアナログの良さを残しつつよく仕上げています。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色CDが封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Calyla – Caly – Bembé 2:24
2. Carmelina (Guaracha) 2:38
3. Los Cuatro Pesos (Son Montuno) 2:52
4. Jugando a Que (Son Montuno) 2:59
5. Acérquese Madre (Tango) 2:41
6. Droga y Licor (Bolero) 2:47
7. Compay Andrés (Merengue Montuno) 2:26
8.Locura de Besos (Bolero) 2:30
9.La Sopa China (Danzón Cha Cha) 2:47
10. Comedia (Bolero) 3:05
11. Ron y Palmeras (Cha Cha Chá) 2:56
12. Soñando en la Playa (Bolero Guapachá) 2:56