>こちらで試聴可!ということで、カナダのカルガリーで活動するレベーティカ・グループです(カルガリーといえばダイナマイト・キッド!?という話はまた別の話…いや、カルガリー・ハリケーンズか)。それにしても何でまたカナダでレベーティカ?不思議だ…、ということもなくて、実は北米にはギリシャ系移民、もしくはその2世3世が、合衆国には130万人、カナダにも25万人いるんですから、レベーティカ・グループのひとつやふたつ、ない方がおかしいということにもなるかと。で、このレベーティカ・ヒップスターズは1996年結成、ブズーキ&ヴォーカル / ギター&ヴォーカル / ヴァイオリン&バグラマー / クラリネット / ベース 〜という5人組で、この2011年リリースCDにはパーカッションも加わっています。
移民した先では故郷の文化が結構守られてしまう、という、なんか逆説的なお話は、例えばアメリカ英語よりイギリス英語の方が新しい(意外ですが、これホント)なんて話に代表されてしまうわけですが(かつてサンパウロの日系人家庭にお邪魔した時、日本語を話すウラ若い女性にトイレを貸していただけますか?と尋ねたところ、しばし彼女の頭の上にはクエッションマーク…で、ああ便所ね、と返されてちょっと驚いたという話、これもホントです)、まあ、ケースBYケースだとしても、少なくとも、カナダでグリーク・オルタナティヴROCKバンドが結成される確率よりも、レベーティカバンドが結成される確率の方が高い、という論を実証してくれるこのレベーティカ・ヒップスターズです。で、そのバンド名の由来はおそらく、レベーティカはヒップだぜ!という意味に解してもイイんじゃないかと。そんなグループ名通り、なかなかヒップなレベーティカを聞かせてくれるこのデビュー作(かなりのオヤジ達ですけどデビュー作、ちょっと素人っぽいところもなきにもあらず、なので、本職は別なんでしょうね、でもイイ感じです)、先に話題を呼んでいる>こちらレオニダス・バラファスほどではないにしても、レベーティカ復興を日頃から望んでいる当方としましては(いつの間にかそんな話に)、心強い援軍を発見したような気持ちです。お試しあれ!(…って、商品解説になってない?)
△ベース見当たらず、その日、抜けられない用事があったのか?
△参考