RAMON VELOZ Y SU FAMILIA / ESTO ES CUBA

ギジェルモ・ポルタバーレスと共に、キューバの山の方にすむヨーロッパ系農民を中心とした音楽グアヒーラを現在のようなポピュラーなスタイルにし全国的に広めたと言われる大歌手ラモン・ベロス。革命直後から開始され今も続く人気テレビ音楽番組「カーニャ・イ・パルマ」で人気を不動のものにし、1981年には愛妻で歌手のコラリア・フェルナンデスと来日しました。残念ながらその5年後の1986年に亡くなってしまいました。
本盤は、1960年代初頭に録音された『La Familia Veloz:Coralia,Coralita, Ramón y Ramoncito』(Velvet 1060)の曲順はシャッフルされていますが、ストレート・リイシューです。タイトル通り、前出の妻コラリア・フェルナンデスに娘と息子も参加したラモン・ファミリーによる録音です。テナー系の包容力あるラモン・ベロスの歌声とコラリアのグアヒーラらしいよく通る声を中心に、曲によりかわいらしい二人の子供たちの声も乗り、まさにキューバの田舎の家族の様子を演じます。バックは、他のアルバムのような小編成なものだけでなく、アントニオ・マリア・ロメウやセベリーノ・ラモスのオーケストラが着けている曲もあり、またミゲル・オヘーダ率いるギター・アンサンブルなども参加しています。
ヨーロッパ系の要素が強いと思われるグアヒーラと言っても、そこはキューバ、アフロ系の要素も大いに取り入れた躍動感あるものです。選曲もグアヒーラの大名曲に混じって、5曲目のメロディにコンパルサの曲が入り込んでいたり、7曲目などのアフロ系の曲も混じっています。
アナログの音質の良さを出した音処理で、全体の音質も概ね良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)

1. El Madrugador (José Ramón Sánchez)
2. Conozca A Cuba Primero (Eduardo Saborit)
3. Amanecer Montuno (Eliseo Grenet)
4. Al Vaivén de Mi Carreta (Ñico Saquito)
5. Medley Cubano (Corona, Ernesto Lecuona, Miguel Matamoros, Mili)
6. A Mi Patria (Miguel Ojeda, Ramón Veloz)
7. La Rosa Oriental (Ramón Espígul)
8. La Bayamesa (Sindo Garay)
9. Mi Guajira No Me Deja (Gonzalez, Ojeda)
10. Felíz Guajiro (Eduardo Espigul)
11. Ven (Llamas Barroso)
12. Mi Cuba Querida (Eliseo Grenet)


 

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