RAMON VELOZ Y LOS GUARACHEROS DE ORIENTE / LINDA GUAJIRA

ギジェルモ・ポルタバーレスと共に、キューバの山の方にすむヨーロッパ系農民を中心とした音楽グアヒーラを現在のようなポピュラーなスタイルにし全国的に広めたと言われる大歌手ラモン・ベロス。革命直後から開始され今も続く人気テレビ音楽番組「カーニャ・イ・パルマ」で人気を不動のものにし、1981年には愛妻で歌手のコラリア・フェルナンデスと来日しました。残念ながらその5年後の1986年に亡くなってしまいました。
本盤は、1958年に発売された10吋盤(Panart 2040)に5曲追加されて1960年に出たLP『Ramón Veloz, Los Guaracheros de Oriente ‎– Linda Guajira 』(Panart ‎– LP-2040)の曲順はシャッフルされていますが、全曲収めたストレート・リイシュー盤です。しかし、オリジナル音源はSP盤だったと思われます。1950年代前半の録音だと思われます。
ここでバックを受け持っているのは、グアラーチャの名手ニコ・サキートによって1940年に結成された名門、ロス・グアラチェーロス・デ・オリエンテ。エレキも交えたギター系楽器とボンゴ、マラカスなどのアフリカ系楽器によるシンプルなアンサンブルは、驚くほどグルーヴィーで、1950年代あたりの西アフリカのポピュラー音楽初期のグループを彷彿とさせたりします。コーラスもこの時期にしてはなかなかモダーンなもの。
そんなバックを得て、ラモーン・ベロスもテナー系の包容力ある歌声を駆使し、いつもより幾分グルーヴを強調した歌唱を聞かせてくれています。数曲で、多分コラリア・フェルナンデスも参加しているようです。
アナログの音質の良さを出した音処理で、全体の音質も概ね良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)

1. Linda Guajira (Coralia Fernández, Ramón Veloz)
2. Patria Querida (Guajira) (Los Guaracheros De Oriente)
3. Voy Pa’ Los Hoyos (Son Montuno) (Ramón Veloz)
4. El Jaleo (Son Montuno) (Ramón Veloz)
5. Cómete Tu Pinol (Son Montuno) (Ramón Veloz)
6. Guajira Moruna (Ramón Veloz)
7. La Fiesta No Es Para Los Feos (Guaracha) (Los Guaracheros De Oriente)
8. La Alborada (Guajira) (Ramón Veloz)
9. Los Penachos De Las Palmeras (Guajira) (Ramón Veloz)
10. Jovellanos (Los Guaracheros De Oriente)
11. No Dejes Camino Por Vereda (Guajira) (Los Guaracheros De Oriente)
12. A Real Y Medio (Guaracha Porro) (Ramón Veloz)

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