今年5月にリリースされていたようですが、見逃していました…。モロッコ、若手グナウィー、ラビィ・ハルヌーンをフィーチュアーし、低音ビート&エレクトロな音響面の補強をフランクフルトのプロデューサー、ヴイ・ビー・クールが担当〜大幅な改変なナシ、あくまでもゲンブリ(&カルカベ)、そしてヴォイスを前面に、グナワの響いて行く先のチャンネルの幅を広げようという試みと受け取れて、コレは90年代以降にハッサン・ハクムーンを嚆矢として様々に試みられて来た方向性の再現(ややクラブ仕様)、ということで珍しくもありませんが、結局、聞き所はラビィ・ハルヌーンのグナウィーとしての音楽的体力如何ということに。が、やや線は細いかも知れませんが、コレまでのグナワ演じ手にあまり居ないタイプ、高音域で揺らぐ歌声と、タイトなゲンブリ低音弦のコントラストがなかなかユニーク、新鮮な魅力も感じさせます。
01. Forest
02. Yomali
03. Light Out Night On
04. Traveller
05. Soyo
06. Invitation To Dance
07. Arabian Echo
08. Sowiyi
09. Baniya
10. Negsha
11. Zid l`Mal
12. Jalaba
▽参考