RABIH ABOU-KHALIL / HUNGRY PEOPLE

rabih-abou-khalil アラブ音楽を象徴する弦楽器ウードを操る熟練音楽家のひとり、レバノン出身のラビ・アブ=カリル(1957年生まれ)がとてもユニークなアルバムを発表してくれました。70年代の後半にドイツへ渡り、80年代初頭にレコード・デビューを果たした彼は、アラブ音楽と西洋音楽との接点を探る音楽をテーマとして活動して来ました。そして、本作ではドラム、サックス、アコーディオン、チューバ(もしくはセルパン)という楽器編成で、フリージャズ的なテイストを盛り込んだユニークなオリジナル曲を披露。時にアラブ音楽のマナーに則った即興演奏も聞かせ、ジャズともアラブ音楽ともいえない不思議なアンサンブルを楽しませてくれます。

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