MUNIR BASHIR / RAGA ROOTS

munir-ragaアラブ音楽を象徴し、その世界では「楽器の女王」と呼ばれるウード。そのもっとも有名な演奏者はなんといってもこのムニール・バシール。イラク出身ながら23歳でレバノンの歌姫ファイルーズの伴奏を務め、その数年後にはヨーロッパにも進出。以降、数々の欧州の名門レーベルで録音を残し、惜しまれながらも1997年に亡くなっています。本作はそんなムニールの死後に発見された貴重な録音。なんとインド古典音楽におけるメロディのルールであるラーガを、ウードで演奏する意欲作です。ウードの深遠なサウンドとラーガの華やかな旋律がミックスされ、とてもユニークな響きが聞こえて来ます。ムニールにしかできない独特の世界にどっぷり浸ってください。

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