実に4年ぶりとなる2011年録音~2012年末発売新作です。全盛期のロス・バン・バンのサウンドを支えたピアニスト兼作曲家兼アレンジャー“プピ”ことセサル・ペドロソ率いるロス・ケ・ソン・ソン。プピがロス・バン・バンを離れ本バンドを結成したのが2000年ですから、すでに13年が経っているのですが、まだまだフレッシュです。「現在のロス・バン・バンよりもよほどバン・バンっぽいサウンド」とはよく言われますが、本作でも腰に来る粘っこいグルーヴ感と、親しみやすく口ずさみやすいメロディー・ラインが全編を覆っています。さらに若手の起用により、全体のサウンドに初々しさを残しているのもイイですね。ベスト歌手として、ロス・バン・バン級友のアンヘル・ボンネも参加しています。ますます好調なプピ!