PRODROMOS TSAOUSAKIS / NA PETHANIS ATACHTI

*PANIVAR’s EU/ 2’nd Press CD of “NA PETHANIS ATACHTI”
 
>こちら初CD化盤の再発盤ですね、1976年の、結局、遺作となってしまったLPアルバムの復刻+6曲どこから引っ張って来たのか、同時期の録音と聞こえますから、遺作となったLPの拾遺トラックなのかも知れません…。
それにしても本盤に聞ける伴奏のあり方、そしてその歌い口、1976年という時期を考えると、どれだけ昔のままなんだろう、と、思わずにはいられませんね。もともと、太く掠れたような低い声の持ち主でしたが、長いキャリアを眺めてみても、LP1枚分、これだけストレートに深みとサビのある歌声は聞けないような気もします。録音のあり方が関係しているのかも知れないし、微かにリヴァーブがかかっているような気もしますが、まさに地獄の底から響いて来るような瞬間も…。変わらず、うまく歌おうとか、ちゃんと歌おうとか、全く考えていない感じ、飾り0%のその歌い口ですが、まったく最後のレベーティスと呼びたくもなろうというもの。この時、未だ57歳(というのもワタシなんぞ、既に62歳ですから)、どんだけ深みある中高年であったことか、で、以下、プロドロモス・ツァウサキスその人に関して、以前のUPから転記させていただきます。
 
プロドロモス・ツァウサキス、1919年イスタンブール生まれ、3歳で両親とともにテッサロニキに移り、若くしてプロレスラー !! として活躍するも、ギリシャ・イタリア戦争(2次大戦)が始まると志願兵として戦い、イタリアを支援したドイツ軍に捕らえられ拷問を受けるも、耐え抜いたそうです。その後、テッサロニキに帰還、妻となる女性と出会って居酒屋を呑み歩くうちに、ドイツ占領下のアテネを避け、テッサロニキのクラブで歌っていたヴァシリス・ツィツァーニスと出会い意気投合、ヴァシリスのもとで歌い始めたプロドロモスでした。1946年にはレコーディング・デビュー、1979年に60歳で亡くなるまで、レベーティカ系自作自演歌手として150以上の曲を作り、アテネのクラブを中心に夜ごと歌い続けました。そんなプロドモスに憧れ、15歳のステリオス・カザンジディスが、歌手の道を志したという話も有名ですね。
 
Tracks 1-12 / 1976’s recordings, Original LP ▽”NA PETHANIS ATACHTI”
1 Να Πεθάνης Άταχτη
2 Συμμορφώσου Πια
3 Μπρος Στον Άγιο Σπυρίδωνα
4 Είμαι Αθώος
5 Δεν Θέλεις Να Με Παντρευτής
6 Τρίτη Πέμπτη Μακαρόνια
7 Μοβόρισσα
8 Ξενοίκιασε Το Σπίτι
9 Σ’ Ένα Βαγόνι Κάθομαι
10 Να Μη Μου Στρίψουν Τα Μυαλά
11 Ανάθεμα Τ’ Αδέλφια Σου
12 Γιατί Μικρούλα Μου
 
▽Bonus Tracks
13 Οταν Βραδιάζει
14 Αν Θες Να Σ’ ΄Εχω Μόνιμα
15 Βασανιστήρια Μου ΄Εκανες Πολλά
16 ‘Ενα ‘Ονειρο Που Είδα
17 Κοριτσάρα Μου
18 Απ’ Τη Πολύ Μαστούρα Μου

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